ここに、同じ魚を同じカメラとレンズで撮った二枚の写真があるのですが、随分と印象が違って見えるのではないでしょうか。
左の方を見てみると、あまり大きくもなくコンディションも良くないニジマスだな、といった感じを受けると思います。
しかし、右の方を見てみれば、まあまあ良い魚のような気がしてきてしまいそうですから不思議です。
このように、釣りで釣れた魚というものは、写真の撮り方次第で、かなり印象を変えられてしまうものなのですね。
ですから、釣り具メーカーなどが雑誌やSNSなんかに載せている写真を見て、「良い魚が釣れているんだなぁ」なんて簡単に思ってしまわない方が良いと思いますね。
その魚は、実際にはショボくて、写真の撮り方で誤魔化しているだけなのかもしれませんから。
また、逆に考えてみれば、良い魚が釣れても、ちゃんと写真に撮らないとショボく見えてしまうということもあると思います。
せっかく自分が思い出に残るような魚を釣っても、写真からその迫力が伝わってこなかったら残念ですし、他人に見せても大した魚ではないと思われてしまうかもしれません。
こうなってしまっては、とてももったいないですから、良い魚が釣れた時には、ちょっと気をつけて撮影して、写真も良いものにしたいところです。