私は物持ちが良い方なのか、20年以上被っている帽子がいくつもありますし、なんと小学生の時から着ている服なんてものまであります。
釣りをしていても、気づいたら10年以上着ているウェアがいくつもありますし、着るものにおいては、長く同じ物を使って無駄に消費しないという、かなりエコな人間なのだと思います。
パ○ゴニアというアウトドアウェアのメーカーがありますが、このメーカーは「修理して長く同じ物を使い、消費を減らそう」というような、私の生活と同じようなことを訴えています。
しかし、これがちょっと怪しいのです。
このメーカーの防水透湿素材のウェアの中古品を見てみると、劣化して裏側がボロボロになったものが目立ちます。
以前の持ち主のコメントによれば、何年かで決まってそのようになってしまうそうです。
当然、そのような状態では修理も受けられず、長くは使えないでしょう。
ノー○フェイスのようなメーカーの製品でも、似たような現象は見られますが、ゴアテックス製などの高い物はそこまでひどいことは起きません。
「長く使おう」と訴えておきながら、あっという間に使えなくなる素材を使い続けるとは、完全に矛盾した行動をとっているとしか言えないでしょう。
これでは、いくらリサイクル素材などを積極的に使っているとは言え、ユーザーはどんどん新しい物を買わなければならないですし、メーカーはどんどん製造してCO2を排出するわけですし、とてもでエコとは言えないはずです。
どうやら私と同じように、この会社はおかしいと思っている人はいるようで、ヤフオク!にこのような出品をして、この会社の矛盾も訴えている人もいました。
この事に気づいてからは、なんだか私はこの会社がひどく胡散臭く思えてきましたし、もう絶対に製品を使いたくなくなってしまいました。
また、この会社のウェアを着ている人を見かけると、騙されてる可哀想な人なんじゃないかと同情したくなってきてしまいます。
まあ、あくまで個人的な意見なわけですけど、皆さんはこういった会社の服を着たいと思いますか。