釣りにゃんだろう

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牧草地を歩いて釣りに行ってはいけません。

たまに、北海道での釣りを紹介した雑誌や本で「牧草地を通り抜け川へ」などと書かれていて、牧草地を歩いて釣り場に向かっている写真が載っていることがありますが、あれは本当はかなり悪いことです。

 

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まず、その土地の所有者が許可したわけでないのなら、勝手に通り抜けるのは不法侵入でしかありません。
人の家の敷地内をズカズカ歩いて釣りに行くようなものなのですから、どう考えてもマズイことでしょう。

 

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さらに、動物を飼育したり、それに関連している施設は、外部からの感染症などの侵入に神経質になっているでしょうから、そこに部外者が勝手に立ち入るのは、非常にマズイことだと思います。
特に汚いウェーダーを履いた釣り人なんて、どんな菌やウィルスを付けているか、分かったものではないでしょう。

ですから、勝手に牧草地を突っ切って釣り場に向かったりする行為は、たまたま見つからずに怒られていないだけで、本当は立ち入り禁止の場所で釣りをするのと同じくらい悪質な行為でしかありません。

地元の人などが「いつもやっているから」と気にしておらず、それに連れられた取材の人も一緒にやってしまい、「北海道らしいや」なんて思って記事に載せてしまうのかもしれませんが、本来は犯罪に近い行為であり、堂々と発表してはいけないことでしょう。

 

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また、そういった記事を見て勘違いをしてしまう人もいるようで、たまにわざわざ「牧草地を歩きたい」などと言う本州から来た釣り人が居たりもします。
ろくに物事を考えもせずに、安易に雑誌や本に影響を受けてしまう釣り人側にも責任はあるでしょうが、やはりこれはメディア側の責任が大きいと思います。

このように釣りメディアというものは、平気で犯罪的な行為を掲載してしまっているくらいなのですから、あまり賢い世界であるとは言えないのではないでしょうか。
思考力も倫理観も欠如しているようですから、読む側は簡単に信用しないようにしないといけないと思います。