釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

日本人のパスポート保有率が低下。

日本人のパスポート保有率というものが、年々下がっていっているそうです。

ピークが2005年の27.7%で、現在は17%程度だそうなので、この20年ほどでかなり落ちてきているのは確かです。

ずっと円安傾向ですし、実質賃金は下がり続けていますし、海外旅行する余裕がなくなった人が増えているのが、間違いなく理由の一つでしょうね。

 

 

それから、わざわざ海外に行きたがらない人が増えているのも間違いないでしょう。

言葉や食事の問題があり、ほとんどの国は日本より治安や衛生状態が悪いような場所に、大金と時間をかけて行くことがバカバカしいと思う人が増えているのではないでしょうか。

旅が好きな人は、問題が起きたり、多少は危険なことがあるからこそ面白いと思うのでしょうが、そんなことを思う人も減っているのでしょう。

それに、今はわざわざ海外に行かなくても、世界中の様子がスマホ一つで見られます。
しかも、ほとんどの世界中の観光地なんて、実際に見たら映像や写真で見たよりもショボく、がっかりするようなものばかりでしょうし、行くだけバカみたいなものかもしれません。

 

 

そんなわけで、釣りの世界でも、海外に釣りに行く人は、減っているのではないでしょうかね。

海外に釣りに行けば、日本では釣れないような凄い魚が釣れる可能性があるわけですが、釣れない可能性もあるわけです。

博打みたいなものですし、コスパみたいなことを考える人達からしたら、これほど割りに合わない海外旅行は無いのではないでしょうか。

それだったら、身近な国内で、そこそこの釣りをする方が良いという人が増えていそうなものです。

近頃は、海でも川でも下手に外国に釣りに行くよりも、日本の方が良い魚が釣れたりもしますしね。

 

 

私なんかは、大金を払って酷い目に遭ってでも、海外に釣りに行かなければ味わえないものがあると思いますが、それでも「めんどくさいなぁ」と思うことがあるくらいですから、最近の若者がわざわざ海外に行きたがらないのは分かる気がします。

釣りに関わらず、この国の人はどんどんと内向きになり、視野の狭い世界になっていっているようで、なんだか不気味ですね。

生まれてから死ぬまで、スマホのディスプレイを見つめているだけみたいな人間に、生まれてきた意味があるのでしょうか。