少し前に、私は黒いビーズを使ったフライでよく魚を釣っていたのですが、だんだんと手持ちの黒いビーズの数が少なくなってきてしまいました。
しかも、いつも買っていたところでは、近頃黒いビーズを売っていなくて、新たに手に入れることもできません。
このままだと、よく釣れるフライを作れなくなってしまうので、早めに代替品を使ったフライを試しておくことにしました。
黒いビーズは残り少ないのですが、手芸用品の物の錆色のビーズなら、いくらでもあります。
こういった物は、釣り用の物よりも手芸用の物の方が、ずっと安く大量に買えるので、買い置きが余りまくっているのです。
黒ではないですが、暗い色なので錆色でもいいかと、このビーズを使ってみたわけですが、ちょっと魚が釣れにくいような気がします。
全く釣れないわけではないですが、なんとなく黒いビーズの時よりは釣れない気がするのです。

そこで今度は、錆色のビーズを黒いマーカーで塗ってから使ってみました。
こうすると黒くはなるのですが、ちょっと艶があり、素材から黒いビーズとは、また違った質感になってなってしまいます。
こうして塗った黒いビーズでは大きな魚が釣れて、これで良いかな?と思ったわけですが、そんなフライのビーズ部分を見ると、石などで擦れたのか、黒い塗装がはがれかけて半分錆色に戻りかけていたりします。
こうなってくると、別に錆色でも良かった気がしてきますし、そもそも黒いビーズでなくても釣れていたのではと思えてきてしまいます。

釣り人というものは、こんな不確かな微妙なことに頭を悩ませ、日々あれこれと工夫しているものですよね。
端から見れば、「何をそんな細かい、どうでもよさそうなことに悩んでいるのだ」と思われるかもしれませんが、こんなことを一日中考えているのも、釣りの楽しみの一つだと思います。
まあ、そのせいで仕事や家事がおざなりになることもあるわけですが、そこは「釣りバカだから仕方ない」と、許していただきたいところですね。