釣りにゃんだろう

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釣り人は、わざと難しく説明したがる。

私は、新品で釣りの本や雑誌を買うことはほぼないのですが、100円や200円で古本で売られているものは、たまに買ってきて暇つぶし程度に読み、「くだらないな」と文句を言ってから古紙回収に出すのが趣味ではあります。
そういう趣味を続けていると、釣りの雑誌や本には、わざと難しく解説しているようなところが多いことに気づきました。

 

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 特に、ルアーやフライの雑誌に多いことですが、やたらカタカナを使ったりして、図や写真などと合わせて、もっともらしい説明がされていることがあります。

そういったものを、どんな凄いことを説明しているのかと読んでみると、何のことはない「魚を釣るためには、誰でも自分で考えてそうしてる」という当たり前のようなことばかりなのです。

つまり、当たり前のようなことを、わざと難しく説明しているだけで、中身は薄っぺらで、かえって分かりにくくなっているのです。

 

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こういった説明は、本や雑誌だけでなく、テレビの釣り番組に出る人もよくしている気がします。
なんだかもっともらしく話しているわりには、大したことではなかったり、意味不明だったり、見ているこちらが恥ずかしくなるような人がよくいます。

さらに、こうした釣りメディアに影響を受けすぎてしまった人なのか、釣り場でもやたらカタカナ言葉を並べて、大したことのない話を話す人もたまにいます。

どうしてこのような現象が起きているのか、と私は前から思っていたのですが、最近では釣り人には頭が悪い人が多いからなのではないかと思っています。

人に何かを伝える時には、整理して簡潔に述べるのが鉄則でしょう。
頭が良い人というのは、こういったことが自然とできるもののはずです。
無理に自分の知識をひけらかさずに、シンプルに伝えることができるはずです。

 

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それを、やたらカタカナ言葉を使ったり、わざわざ難しく説明したがるのは、まさに頭が悪い証拠だと思います。

そもそも簡潔に論理的に人に物事を伝えるだけの知能がないのでしょうし、それができないことを、ごまかし見栄を張っているのではないでしょうか。

人に分かりやすく物事を伝えるということよりも、「俺はこんなに色々考えて、釣りをしているんだぜ」と自己主張したがる意識が出てしまい、その結果訳のわからない発言をしてしまうのでしょう。

こういったものに納得してしまう人がいるとすれば、同じくらいバカな人くらいしかいないわけで、そういった人がたまに釣り場で見かけられる「釣りメディアかぶれ」な人なのかもしれません。

 

この日本の釣り業界独特の頭の悪そうな様子は、端から見ていると、ちょっと同じ釣り人として恥ずかしさを感じつつも、なかなか面白い ものです。

私の周りには釣りをする人はほとんどいないので、こういった様子を「これどう思う?可笑しいでしょ?」と知人や家族に確認しては楽しむことにしています。