たまに釣り場には、頼みもしないのに、あれこれ教えてきたり、熱心に指導してくるような人がいるものです。
そういった人達は、ほとんどが、いい歳をしたオッサンなわけですが、本当に困った存在です。
釣りは、基本的にはいくらでも独学でできるものですし、自分で考えたり調べたりしながら上達を目指すのも、釣りの楽しみの一つであるはずです。
それを、見ず知らずのオッサンが頼みもしないのに口を挟んできて邪魔をするわけですから、釣りの楽しみを潰してくるようなものです。
釣り指導オッサン達からしてみれば、「魚が釣れなければ可哀想だ」と思って親切心から口を挟んでくるのかもしれませんが、頼んでいない側からしてみれば、ただのありがた迷惑でしかありません。
しかも、釣り指導オッサン達が本当に親切心から声をかけてくるのかというと、どうも違う気がしてなりません。
なんだか、「人に教えて釣らせられるオレは凄い」というような、自己顕示欲のようなものが見え隠れする気がしてならないのです。
話しかけてくる調子も、妙に上から目線だったりしますし、偉くなった気にでもなりたいのではないでしょうか。
私は、実年齢より若く見られることが多いせいか、こういったマウント釣り指導オッサンの餌食になることがたまにあります。
私は、釣りはそんなに上手ではありませんが、運にだけは恵まれているようで、正直そういったオッサン達よりは魚は釣っていることがほとんどだと思いますし、そこらのオッサンが見たことがないような魚も沢山見てきたと思います。
ですから、「ぐちゃぐちゃと人の釣りに口を挟んできますけど、どれくらい釣ったことがあるんですか？」と、黙らせてやろうかと思うわけですが、そんな勇気もないので「なるほど～」と笑顔で話を聞いてしまっています。
とにかく、自分はこういった人の釣りに口を挟むような人間にだけはならないようにしようと思っていますから、たとえ「もうちょっとこうすれば釣れそうなのに」というような人を見かけても、絶対に話しかけませんし、余程のことがない限りは他人に釣りは教えないようにしています。
