釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

解禁日に釣りに行くとどうなるか。

漁業権の設定された渓流や本流や湖などでトラウトフィッシングをしようとした場合、禁漁期間が設けられていることが多いです。

この禁漁期間が終わり、釣りを開始して良い日が解禁日というものですが、釣り場が大変混みあうことが少なくありません。

解禁日は、釣り場がたっぷりと休められ、場合によってはたっぷりと魚が放流された状態なわけで、釣り人達は釣果を期待して大挙として押し寄せてくるからです。

私は、釣りは好きですが、釣り人は嫌いですし、あまり人の多い釣り場では釣りをしたいとは思いません。
しかし、何を血迷ったのか、何回かは解禁日に釣りに行ってしまったことがあるので、その経験を元にちょっと独特な解禁日の釣りについて、今回は考えてみたいと思います。


寒い。

f:id:nyandaro:20200131141437j:plain

解禁日は春先であることがほとんどです。
春とは言ってもトラウトが釣れるような場所は、まだ雪が残りまくっていたりして、実際にはまだ冬に近い状態であることも多いです。
また、漁協などが利益を得るためか、解禁日が昔より早くなっていることもよくあります。
温暖化の影響を考えれば、ちょうど良い気もしますが、やはりちょっと釣りをするには寒すぎることもあります。
場合によっては、雪ががんがん降ってきたりする中で釣りをすることになるので、それなりに根性のある人にしか向かない釣りだと思います。

 

水温が低すぎる。

f:id:nyandaro:20200131141534j:plain

先程述べたように、春というよりも冬のような状態で、強引に解禁されることも少なくないわけですから、水の中も水温が低く冬に近いことも多いわけです。
魚種にもよりますが、あまりに水温が低すぎると、魚の活性が下がり、反応が悪いことがあります。
また、フライフィッシングでドライフライで釣りたいなどという拘りがある場合には、水温が低く虫が羽化しないので、望み通りの釣りをすることが不可能になることもあります。


それでもよく釣れる。

f:id:nyandaro:20200131141630j:plain

以上のように条件はあまり良くないことが多いのですが、それでも解禁日はかなりよく釣れます。

やはり何ヵ月も釣り人が来なかった効果というものは絶大なもので、魚も油断しきっているのでしょう。
あまりスレていない魚が、疑うことなくルアーやフライに反応してくれます。

一投で釣れるなんてことも、珍しくありません。

放流魚が主体の場所では低水温の影響も受けづらく、ガンガン釣れてきますし、それをガンガン持ち帰る人が沢山居る場合には、解禁日から数日しか釣れないような釣り場も沢山あるはずです。

 

f:id:nyandaro:20200131141941j:plain

以上のように、解禁日は寒くてもよく釣れるものですから、沢山の釣り人が釣り場に殺到するのも納得です。
ただ、そうなってくると場所取りや釣り人が過密状態になることからトラブルが発生したり、釣り場が殺気に満ちた空間になる可能性も高いのです。
そういったことが気にならない人には、解禁日に釣りに行くことをお奨めできますが、「静かにのんびり釣りをしたいな」というような人には、とても奨められないことだと思います。