釣りにゃんだろう

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釣りは不要不急の用事か。

自然災害が起きたり、最近のように病気が流行ったりすると、「不要不急の外出は控えて」などとアナウンスされることがあります。
これに従って旅行や行楽などを中止する人が多かったり、様々なイベントが自粛されたりするようですが、釣りに関しては、厳しく外出が制限されたりしていない状況ならば、他人に迷惑をかけない限り「不要不急の用事」にはあまり当てはまらないのではないかと、私は思っています。


釣りは常に今しかない状況で行われる。

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例えば、今年の4月に釣りをするのを延期して、それを来年の4月にすれば、同じような釣りができるかと言えば、それは絶対に不可能なことです。

自然というものは、二度と同じ状態がない刹那的なものです。
季節の進行具合、水温の変化、魚の成長度合いなど、その年と全く同じ状態になることは、二度とないことなのです。

今できる釣りは、今しかできない釣りであり、どんなに長生きしても今を逃せば、一生できることではありません。

そもそも、来年も自分が生きている保証はどこにもないわけですし、来年同じ時期に釣りをすることは不可能である可能性もあります。

 

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それに加えて、地球規模で環境というものは悪化しています。
同じ状態で釣りができないどころか、今を逃せば釣りたい魚が絶滅してしまうなんて可能性だってあるのです。

ですから、釣り人側の一方的な言い分としては、釣りというものは不要不急の用事ではなく、常に今しかできない急ぐべき用事なのではないでしょうか。

後で後悔したくなかったら、自分のやりたい釣りがあり、少しでもそれをやる余裕があり、それが許される状況なら、迷わずに釣りに行っておくべきでしょう。
もちろん、他人に迷惑をかけるような行為をしないことは、厳に忘れてはいけませんが。

 

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そもそも、釣りは、船釣りや釣り堀などの一部を除いては、自家用車で移動すれば他人とは関わらずに一人きりでできるものなのですし、感染症が流行する昨今などには、ぴったりな趣味なのかもしれません。

大都市に住んでいたりするなら家から出るだけでもあまり良くないことなのでしょうが、家から出て帰ってくるまで一切他人と出会わずに釣りができる人は沢山いるものでしょう。

実際に、北海道では近頃妙に釣りのポイントに車が停まっていることが増えてきているので、「こんな時だから釣りにでも行くか」という人が増えてきているのかもしれません。

危機的な状況の都市に住んでいるのでなければ、世の中の喧騒を離れて釣りをすることは、そんなに悪いことではないのではないでしょうか。

そうは言っても、現在のように全国に緊急事態宣言が出されてしまうと、釣りは人と関わりを持たずにできることとであるとしても、あんまり出歩くのはよろしくないのでしょうね。

外出の自粛が求められていない地域で、人と全く会わずに近所で釣りができる場合以外は、しばらくは自粛するしかないのかもしれません。