交通事故なんかは、「大丈夫だろう」と油断した時に起こると言われていますが、釣りの失敗もほとんどが「大丈夫だろう」と思った時に起こるものです。
「ちょっとドラグがきついけど、まあ大丈夫か」
「フックが伸びているような気がするけど、まあ大丈夫か」
「ちょっとラインが古くなってきたけど、まあ大丈夫か」
「結び目がちょっとだけヨレヨレしているけど、まあ大丈夫か」
大事な魚を逃がすのは、こんな「まあ大丈夫か」と思った時ばかりであり、自分で原因が分かるような時ばかりです。
もし、こういった一つ一つの油断からくる甘い行動をとらなかったら、どれだけの魚が釣れていたことでしょうか。
釣りをする時は、とにかく少しでも「まあ大丈夫か」と思ったら、その問題を放置してはいけないということなのでしょう。
釣りをすればするほど、自分の経験から「これくらいなら大丈夫」と油断した行動をとることが増えてきてしまう気がします。
そんな油断から痛い目にあい反省するわけですが、その反省もいくらか時が経つと忘れてしまうものです。
釣りとは、こういったちょっとした油断を、どれだけしないかにかかっているものなのかもしれません。
とにかくちょっとでも不安を感じたら手を止めて、確認をすることが何よりも大事なのでしょうね。