釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

髪を切りに行かないと、ロッドが一本買えてしまう。

私は、2020の1月に大掃除をした時に、こう誓いました。
「もう釣り竿は買わないぞ」

自分は釣り人の中ではそこまで沢山ロッドを持っているほうではないと思っていたのですが、改めて整理してみると結構な数があり、ロッドは普通に使っていれば折れるなんてこともまずないので、もう一生困らないだけはあると思ったのです。

それから、何かと騒がしかった2020年が終わり2021年になってみたら、誓いなんて何処へやら、ロッドが増えまくっていました。

あまり自分の意思の弱さを何かのせいにして誤魔化したくはありませんが、これは新型コロナウィルスのせいだと思います。

 

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この病気が流行りだしてから、私は美容室に行くのをやめてしまいました。
10代の頃はよく自分で髪を切っていたので、その頃の経験を生かし、自分で切ることにしたのです。

私が10年以上通っていた美容室は、大都会の人だらけの街にあり、とてもそんな所まで行く気がしなかったからです。

そんな状態なところに、オークションに安く良いロッドが出ていると、「美容室に一回行ったくらいだな」と思えてしまい、ついつい買ってしまうのです。
新品で売られていた当時は高価だったはずのロッドも、ちょっと古くなっていれば、状態が良くてもまさに美容室価格で買えてしまい、歯止めが効きませんでした。

 

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それでも、普段だったら髪を切っただけで消えていたお金で、ロッドという一生使える物が手に入ったのですから、そんなに悪くはなかったのかもしれません。
日頃から、いかにどうしても必要ではないところにお金を使っていたのか、気づいてしまった気がします。
(釣り竿も生活には必要ないとも言えますが、私にとっては必要なのです…)

 

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このように、コロナのおかげで、自分の生活に本当に必要なものが何なのかが分かったという人も多いのではないでしょうか。
「世の中には、無ければ無いで困らないもの」が沢山あり、それにお金を使うことで、人間は無理矢理経済というものを成り立たせていたのだと思います。

観光や都会の高価な飲食店なんてものは、無ければ無いで困らないものの代表であり、そのことはコロナで露呈しまったと思います。

個人的には、通っていた美容室は、いつも良くしてもらい好きでしたから、あまり行く必要がないと気づいてしまったものの、また行けるような状況になったらいくらでも行きたいと思っていますが、このように特別魅力があり愛着を持ってもらえていないような商売は、今後は難しくなる可能性もあるのではないでしょうか。

本当に人を喜ばすだけの魅力がなく、ぼったくりのような商売をしていたサービス業は、乗り切れずに滅びることになるのかもしれませんね。