今年の早春から始まった例のあのウィルスの騒ぎは、まだまだ続いているようで、地方の小さな町ほど過剰に反応しているようなところがあるようです。
先日も、小さな町に住む知人に連絡をしたら、町中の人が他県ナンバーを睨むくらいピリピリしていて、外出をして釣りに行くのも一苦労で、ナンバーの違う地域の釣り場には行くこともできないそうです。
そもそも都会から比べたら、ろくに人間が存在せず、日頃から完璧にソーシャルディスタンスがとれているような状況なのに、一体何に怯えているのでしょうか。
まあ、田舎には情報源がテレビしかないような人が多く冷静な判断ができなかったり、元から排他的な面も強いですから、仕方がないのかもしれませんね。
それに,、何が正解なのかはまだよく分かりませんし、わざわざ怯えている人達を刺激するのもよくないですから、私も釣りはもっぱら近場で済ませるようにしています。
よく考えてみれば、家から車で30分ほどの距離でも、それなりに楽しめるような場所もあるもので、なんとかなるものですね。
自分の車のナンバーの範囲内で釣りをするなんて、考えられないような釣りばかりしていましたから、「灯台もと暗し」という言葉をしみじみと実感しています。
そして、近所に釣りに行くのなら、とても楽チンであるということにも気づきました。
まず、朝イチから釣りをするにしても、あまり早起きする必要がありません。
遠くに釣りに行くとなると、早起きというより、夜中に車を走らすようなことも多かったのですが、近場なら、ちゃんと朝に起きて出掛ければ大丈夫なのです。
これはとても健康的であり、寝不足で運転することを防げ安全であり、さらに釣り場でも眠くなるなんてことがなく落ち着いて釣りができます。
それから、家から釣り場の間には、どこにも立ち寄る必要がありませんから、家からウェーダーを履いていって、現場ではごちゃごちゃと着替えをすることなく、竿を持ってすぐに釣りができます。
さらに、釣りを終えてからの帰り道も、すぐ近くなので楽チンです。
遠くまで釣りに行き深夜になり帰ってくると閉店していたような近所のスーパーも、まだ開いていますから、買い物などもできます。
近所で釣りをすると、これだけ良いことがあるとなってくると、今までなんてしんどい釣りばかりしていたのだろうか、とちょっと疑問に思ってきてしまいます。
このまま、遠くに釣りに行くこともなくなり、老いていくのかもしれないなと不安にも思うわけですが、あれこれと散財しては遠征用の釣り具を増強はしていますから、まだまだ心の中の火は消えていないようです。
ちゃんと使う日がやってきて、無駄遣いに終わらないことを祈るばかりです。