釣りにゃんだろう

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ベストやライフジャケットの背中に、名前を入れる必要があるのか。

先日、父親と一緒にテレビの釣り番組を眺めていたら、大笑いしてしまうことがありました。

その時は磯釣りの番組が流れていたのですが、それに登場していた釣り人の服装を見て、父がこう言って笑ったのです。
「いくらなんでも背中に名前を書かなくいいのにな」

 

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テレビに登場するような海釣りや鮎釣りなどの釣り人は、ベストの背中に名前が入っていることかあります。
私の父は釣りをしない人間なのですが、そういった一般人の感覚からすれば、ひと目見て笑ってしまうくらい、良い大人が背中に名前の入った服を来て釣りをしているのは、おかしなことだったのでしょう。
そして、確かに言われてみれば、かなりおかしなことだと思い、私も笑ってしまいました。

 

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ああいったものは、もしかしたら釣り大会などで背中からでも識別しやすいように名前を入れているのかもしれませんが、普段からそんなものを着る必要はないはずですし、普通の人間の感覚からしたら着るのが恥ずかしくなりそうなものです。

なんだか田舎の中学生が名札を付けさせられているような感じで、普通は四六時中自分の名前を周囲に発信し続けるなんて、恥ずかしくて嫌になるのではないでしょうか。

 

それとも、あれは海や川で不幸にも命を落とした時などに、発見者が誰だか分かりやすくするための、兵士の識別証のような役割のものなのでしょうか。

何にしても、あれを当たり前のように受け入れている釣り人という生き物は、実に奇妙なセンスの持ち主であるとしか思えません。

 

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さらにこの日は、そのテレビ番組内でもう一回爆笑ポイントがありました。
番組の最後にプレゼントコーナーがあり、商品のバッカンが写し出されたのですが、それを見た瞬間に父親が「もうちょっとなんとかならないのか」と笑うのです。

「なんとかならないのか」とは、バッカンのデザインのことです。
確かにそのバッカンのデザインは、とても現代の物とは思えないくらい、絶妙にダサくてどうしようもない感じのものでした。
結構歳のいった私の父でさえ、おかしいと思うくらいなのですから、完璧なダサさなのだと思います。

 

 

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もうここまでくると、釣り具メーカーや釣り人のセンスというものは、一体どうなっているのかと呆れてきてしまいます。
このような釣り独特のダサさのようなものは、一体どこから生まれてきて、どうして脈々と受け継がれているのでしょうか。
日本の釣り最大の謎だと、私は思っています。