最近知って驚いたのですが、日本で流通しているアワビやナマコの半分近くは密漁されたものらしいです。
どおりで毎年のように北海道のナマコ密漁団逮捕の様子がテレビで流れているわけだと納得してしまったわけですが、アワビやナマコだけではなく他の魚介類も密漁されたものが沢山出回っているそうです。
ナマコのような組織的な密漁品や漁師が漁獲の取り決めなどを守らずに裏ルートで流したものなど、とにかく漁業の世界は密漁されたものが多いとのことなのです。
これは、他の業界ではちょっと考えられないことですね。
例えば、農業でも作物が盗まれることはたまにありますが、売られているブドウの半分が盗品なんてことはまずないわけで、いかに漁業がグレーな世界なのか分かる気がします。
海で釣りをしていると、釣り場などで漁業関係者と接近することがあると思いますが、そういった人達の一部にはこういった法律の枠に納まらない世界で暮らしている人々もいることは知っておいた方が良いと思います。
もちろん、大半の漁業関係者は真面目な仕事をしているのでしょうが、中にはヤバい人も居ることは間違いなさそうなのですから。
ですから、釣りをする時は漁の邪魔をしない、何かを言われたらおとなしく従うなど、漁業関係者の気持ちを逆撫でするような行動は慎むべきでしょう。
そうしないと、面倒なことに巻き込まれる可能性もゼロではないかもしれません。
なにしろ、相手はもしかしたら法律の枠からはみ出した世界で生きている人なのかもしれないのですから。