釣りにゃんだろう

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村八分は確かに存在する。

この国で新型コロナウィルスというものが流行しだして、もう結構な時間が経つわけですが、初めから日本中くまなく感染が確認されていたわけではありませんよね。
日本中の小さな町でもポツポツと感染者が出るようになったのは2021年に入ってからで、それまでは「かかった人なんて聞いたこともない」という人も地方には多かったはずです。

 

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私の知り合いに、北海道の中規模の町に住んでいる人が居るのですが、去年までは町内でほとんど感染者が出ずに、どこか他人事のようなところがあったそうです。

それが今年のゴールデンウィークくらいから、周りの町などで感染者が出まくるようになり、ついには町内でも何人か感染者も出るようになると、凄まじさい雰囲気になったそうです。

「かかったら本当に村八分だ~。見てられないよ~」
と訴えてくるほどの惨状だったそうで、感染者の情報は決して小さくはない町中に一瞬にして知れ渡り、町民はその家とは関係を一斉に絶ち、完全に差別する状態になったそうです。

都会にしか住んだことがない人には、村八分なんてことが本当に存在するのか信じられないかもしれませんが、このように確かに存在するのです。
そこそこの人口が居る町でさえこうなのですから、小さな閉鎖的な集落などでは、もっと激烈な差別行為が行われることもあると想像されます。

 

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今回の村八分の原因はコロナでしたが、こういったことは他の事が原因でも、いくらでも起こると思います。
とにかくちょっとでもムラの人達の気にくわないようなことをしてしまえば、都市部以外の日本中のどこの町でも差別にあう可能性はあるでしょう。
そしてその可能性は、余所者である移住者などであるほど、より高くなるはずです。

 

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釣りが好きな人の中には、田舎に移住して釣り三昧の暮らしを夢見ている人がいるかもしれませんが、日本の田舎にはこういった危険があることを知っておくべきだと思います。

「それでも行くんだ!」という勇気がある人にしか、田舎への移住は奨められないと、私は思います。

私の知り合いも、今回の騒ぎを見て、「そろそろ街に引っ越そうか」と考え出したほどだそうですから、かなりの覚悟を持った人しか生き抜くのは難しいのが、日本の田舎というものだと思います。