何かの本に、本流のトラウトを釣るのに、「腰付近まで立ち込んで、うっすらとシューズが見えるくらいの濁りまでは釣れる」というようなことが書いてありました。
脚の長さは人それぞれですから、これが正確にはどれくらいの透明度を表しているのかは不明ですが、私は「もうちょっと濁ってても大丈夫なんじゃないの?」と思ってしまいます。
ルアーにしてもフライにしても、「膝まで立ち込んで、シューズが見えるか見えないか」程度の濁りでも魚が釣れたことはよくあります。
私は脚がそんなに長いわけではありませんし、これは結構濁った状態ですし、腰まで立ち込んだら、とてもでシューズなんて見えません。
それでも釣れるのですから、思っている以上に魚というものは、水が濁った中でもエサを見つける能力があるのかもしれません。
ですから、川が泥々に濁っている時はダメでしょうが、「結構濁っているな」という時でも、諦めずにちょっと釣りをしてみる価値はあるのではないでしょうか。
そんな時ほど、魚の警戒心が緩んでいて、意外とよく釣れてしまうことだってあるかもしれませんね。