川釣りには、濁りがつきものです。
大雨や雪融けなどで急激に水位が増えると、どうしたって川は濁ってしまうからです。
この濁りも、その程度や条件によっては、釣りにプラスに働くこともマイナスに働くこともあるから面白いものです。
ある程度の濁りと増水は、魚の活性を上げることも少なくないですから、川に来てみたら澄んだ水が流れていないからといって、そうがっかりする必要もないのではないでしょうか。
ただし、上流で行われている工事などが原因の人為的な濁りは、悪影響を与えることが多いと思います。
近頃は、毎年のように日本中で集中豪雨が降っていますし、それが原因で河川の周りの土地が崩れかけている場所が沢山あります。
ちょっと田舎に行くと、もう何年も河岸を工事しているような所も多いですから、釣りをしている近くで工事が行われていることも少なくありません。
私が去年ちょっとした川で釣りをしていたら、突然強烈に川が濁ってきたことがありびっくりしてしまいました。
それでも、上流部に工事現場がありましたから、「何か始めたんだな」と見当がつきました。
濁り始めた瞬間は、「意外と濁っていた方が釣れるのでは」と思っていたところ、実際にアタリもあり、「これは爆釣モードに突入か」と思いましたが、濁りが本格的にキツくなると、全く釣れなくなってしまいました。
どうも工事が原因の濁りというやつは、自然の濁りとは違い強烈で、ひどくなってくるととんでもなく透明度が低いようです。
その時も、川が白濁してどうにもならないほどになり、おとなしく釣りをやめることにしました。
このように、川が濁ることは必ずしも釣りに不利になるわけではありませんが、工事が原因の濁りだけは、避けた方が良いのかもしれませんね。