最近はAmazonなどで、格安なフライロッドやリールを見かけることが多くなってきました。
有名メーカーのものとは、ひと桁は値段が違うようなものが、沢山見つかります。
その中でも代表的なものとして、Maxcatch(マックスキャッチ)というメーカーのものがあります。
マックスキャッチって、何者?
マックスキャッチは、2005年に中国で設立されたフライメーカーです。
青島に巨大なビルと工場を持っているようです。
ホームページや各国のAmazonのサイトから販売を行っていて、世界中で気軽に購入することができます。
ロッド、ライン、リール、ウェア、タイイングツールなど、フライフィッシングに必要なものは、なんでも格安に揃っています。
意外なところでは、ルアーロッドやリールやルアーも取り扱っています。
それにしても、何から何まで安いのですが、よくよく考えてみれば、有名メーカーのものでも中国製のものは大量にあるわけで、中国のメーカーが直接売れば、これぐらいの値段で売ることは可能なのでしょう。
マックスキャッチの品質。
普段から釣り具を沢山買う人には、屁でもないような値段のマックスキャッチ製品ですが、滅多に新品の釣り具を買わない私個人の感覚からすると、充分高いものです。
ですから、ちょっと買って、どんなものか見てみようというわけには、なかなかいかなかったのですが、かなり強烈なアイテムを見つけてしまい、思わずリアクションバイトしてしまいました。
ニジマス柄のリールです。
なかなか無い個性的なデザインなので、一瞬で欲しくなってしまいました。
日本のAmazonでは、3000円台で販売されています。
私は、一番大きなサイズの7/8番のものが欲しかったのですが、日本に在庫がなかったので、アメリカのAmazonから買いました。
値段は送料込みでも日本と同じくらいでした。
また、メーカーのサイトでは、セールで10ドル台にもなっていました。
そんなわけで、とにかく安いリールです。
さて、肝心の品質の方はどうかというと、ごく普通のラージアーバーのリールです。
左巻きにセットしてあり、ドラグもしっかりと効き、調整幅も充分です。
巻き取り時はサイレントで、逆転時にのみ音がします。
サケ釣りに使っているというレビューもありましたので、耐久性も問題ないのではないでしょうか。
ただ、安物ですので、時には品質の悪い「はずれ」のものもあるかもしれません。
多少安っぽさも感じますが、最安値なら1000円台のリールですから、値段相応かそれ以上なのではないでしょうか。
『お値段以上、マックスキャッチ』と歌いたくなる感じです。
一つだけ難点を上げれば、このノブが小さく細い形で、やや摘まみにくいことでしょうか。
まあ、値段を考えれば、我慢できる範囲です。
高い釣り具を買うのが趣味の人は、さらにあれこれと欠点を見つけるのかもしれませんが、基本的な性能は満たしていて、見た目も個性的で、私は充分に使えるものだと思います。
これを使って普通に魚が釣れないのなら、どんなに高いリールを使っても釣れないのではないでしょうか。
お値段以上のものでしたので、機会があればロッドやラインも手にしてみたいと思っています。
突っこみどころ。
リールが入っていた箱に張られたシールに、品番などとともに「新品」と書かれていました。
工場から出荷されるのに、新品じゃないことがあるんでしょうか?
新製品ということなんでしょうか?
どういう意味なんでしょうか?
こういった謎があるだけでも、安い釣り具を買うのが楽しくなりますね。
ますますロッドやラインも欲しくなってきてしまいました。