今でも日本各地で、ニジマス釣り大会というようなものが行われていますが、あれって一体何が楽しいのでしょうかね。
川にニジマスをどっと逃がして、みんなで一斉に釣って、数なり大きさなりを競うのでしょうが、なんだか日本の釣りの醜さが凝縮されたようなイベントだと思います。
とにかく沢山釣って、持って帰って食べるんだ。
それは、釣り堀で釣れるような、ボロボロの養殖魚でも構わない。
というような、日本に昔からある漁的な釣りの雰囲気が全開です。
自然の中で自然な状態な魚を釣ることを楽しむというような考えは皆無ですし、とにかく川を利用して、即席釣り堀を作っているだけでしょう。
川で釣りをしたことがない子供に、とりあえず魚釣りを体験してもらうといった目的なら、まだよいかもしれませんが、どう考えたって大人がわざわざやることではないと思います。
マス釣り大会をやっているということは、とりあえず魚を獲りまくって食べちゃおうという考えの人達が住んでいる証拠だと思います。
そういった土地では、大会の時以外でも、川から必要以上に魚を獲っていたりして、綺麗な魚が釣れるようなあまり良い状態ではないことがほとんどでしょう。
今だにマス釣り大会をやっているような場所には、近寄らないのがベストだと思います。