近頃は、釣りをしていて魚が釣れた時に、スマホで写真を撮る人が沢山いるのではないでしょうか。
実はこれには、ちょっと気をつけないと大変なことになる危険が潜んでいるものなのです。
位置情報からポイントがただ漏れ。
スマホのカメラの設定によっては、写真のデータに位置情報というものが残るようになっていることがあります。
また、一部のデジカメでも位置情報が残ることがあります。
こういったものをネットにアップすると、これまた設定によってはその情報が残ったままになり、その画像を見た他人からも位置情報が見られてしまうことがあります。
こうなってしまうと、魚が釣れた場所を秘密にしておきたいと思っていたとしても、その写真の位置情報から第3者が正確に場所を知ることができてしまいます。
本人はポイントは秘密のまま釣果を自慢したつもりが、実は世界中の人に場所を教えていたのと同じことになってしまうのです。
過去には写真の位置情報を悪用されたストーカー事件も起きているくらいですから、いかに位置情報というのがヤバイものかお分かりいただけるかと思います。
こういった危険を防ぐためには、写真に位置情報を付加しない設定にする、写真のデータから位置情報を削除する、位置情報が残らないようにアップするといった対策をとることが必要になってきます。
私は、そもそも写真でなくとも、位置情報をとられるということが、なんだか気持ち悪くてたまらないという人間なので、パソコンだろうと携帯だろうとカメラだろうと、どうしても必要な時以外は常に位置情報の機能をオフにしています。
若い人達はあまり抵抗を感じない人が多いようですが、現代のあらゆる所から自分の様々な情報を収集されてしまう社会というものが、私は居心地が悪くてたまりません。
釣りをするにしても、こんなことを気にしなければならないくらいに面倒なことになってきているのですから、便利なようで実際にはとんでもなく不便な世の中になってきたと言えるのではないでしょうか?