私は、自分が釣った魚の口に他人のフライが付いていたという体験を何度がしたことがあります。
それから、私は経験したことはありませんが、釣った魚の口に他人のルアーが付いていたということも結構あるらしいです。
このような事例から考えてみますと、魚は口に異物が付いていても、意外とエサを獲ろうとしたりするのだということが分かります。
しかし、だからと言って、魚釣りでラインブレイクさせて、魚の口にルアーやフライや釣り針を残して良いということでは決してないと思います。
多少は元気に餌を追うような魚がいるにしても、最終的には弱って死んでしまう魚がいる可能性は否めないからです。
釣りには失敗し、魚は殺し、水中にゴミを残す、ラインブレイクは最悪な結果を招く行為でしかないわけです。
ですから、ラインブレイクは釣りでは一番避けなければならないことだと思います。
ラインブレイクを100%防ぐことは難しいかもしれませんが、ラインをある程度太くして、対象魚に対して余裕のあるものにすれば、かなり防ぐことができます。
魚の口に付いていたフライのティペットを見てみても、かなり細かったですし、ルアー釣りでも細いラインを使う人は増えているようです。
これでは、ちょっとしたミスをしたり予想外の大物が来た時には、ラインブレイクするのは当たり前だと思います。
ラインが細くないと釣れないと思っている人が多いのかもしれませんが、ごく一部の繊細な釣り以外では、ラインが太くたって変わらずに釣れます。
雑誌などで薦めれている太さのラインよりも、２ランクくらい太いライン（例：6ポンドと書かれていたら10ポンド）でも何の問題もなく釣れますし、それならそうそう魚に切られることはないはずです。
私なんかは、渓流以外ではフライフィッシングに、基本的には14ポンド～20ポンドのルアー用のラインをティペットに使っていますが、それでも魚は釣れています。
どんな釣りでも、他人に言われるままに細いラインを使っていたら、魚を殺してゴミを残すばかりになると思います。
やはり、釣りは自分の頭で考えて、何が本当に必要なのかは自分で決めるべきだと思います。
