少し前からシマノが盛んに、ライフジャケットのリコールのお知らせをしています。
膨張式のライフジャケットが膨張しなかったり、膨張するのに時間がかかる不具合が見つかったそうで、なかなかの致命的な失敗ですね。
そんな不具合が見つかったのは、2024年の4月に製造された物だけなのだそうで、あまりにピンポイントなのが不思議です。
さらに、このライフジャケットはシマノが製造しているわけではなく、ライフジャケットを作る会社が製造しているのでしょうから、シマノ以外の会社にも似たような物を卸しているはずですが、他の会社から売られている物のリコールの話はあまり聞きません。
ですから、2024年の4月に製造されたシマノ用の物の中から、ほんのわずかな数だけ不具合が見つかったというだけなのだと思います。
こうなってくると、一人の人が持っているシマノのライフジャケットが、たまたま2024年の4月製造で、なおかつ不具合ある物である確率は、かなり低いはずです。
さらにそれを使っている人が、実際に海に落ちて、ライフジャケットの性能により命が左右されることになる確率なんて、微々たるものでしょう。
私なんかは、いい加減な人間ですから、そんな確率で死ぬなんて滅多にないことなんだから、気にすることはないんじゃないかと思ってしまいます。
もし自分が該当するライフジャケットを持っていたら、あまり危なくない場所で本当に膨張しないのか海に落ちて試してみたいとも思ってしまいます。
そもそもが釣りをすること自体に危険はつきものですし、ライフジャケットに不具合がある可能性よりも、もっと高確率で危険なことが沢山あるはずです。
ですから、ライフジャケットが膨張しなかったら、「残念だったね」と思えるくらいの心持ちでするのが、釣りというものだと思います。
そんな僅かな危険性を気にするくらいだったら、始めから釣りをしない方が良いと思いますし、釣りをするには向いていない性格でしょう。
というわけで、正しい釣り人なら、ライフジャケットのリコールなんかは気にしなくて良いはずです。
まあ、世の中的にはそういうわけにもいかないのでしょうが、大騒ぎするようなことでもないでしょう。
釣りをしていれば、いくらでももっと危険なことがあるのですから。