2017シーズン、昨期からの連覇を狙う鹿島アントラーズ。
しかしリーグ開幕戦と、続くアジアチャンピオンズリーグの試合を連敗。
スタートダッシュに失敗しつつあります。
Jリーグの25年目のシーズンが開幕。
優勝が本命視されているのは、やはり昨シーズンの王者、世界で2位?!の鹿島アントラーズでしょうか。
最近では、本職がサッカー評論家ではないかと噂されるほど、サッカーにどっぷり浸かっている小柳ルミ子氏も、鹿島アントラーズの優勝を予想しています。
昨シーズンは、年間勝ち点3位ながらもチャンピオンに
昨シーズンのJリーグは、2ステージ制で、チャンピオンシップによってタイトルを争うレギュレーションでした。
鹿島アントラーズは、ファーストステージで優勝し、チャンピオンシップへの出場権を手にしました。
セカンドステージでは低迷し、11位に終わっています。
年間勝ち点では、一位の浦和レッズと15点の差(5勝分)をつけられています。
しかしながら、ここから鹿島アントラーズらしい、しぶとく手堅い勝負強さを発揮し、チャンピオンシップで優勝。
さらには、開催国枠で出場したクラブワールドカップでは、決勝に進出し、レアルマドリードに敗れ、世界で2位となりました。
安定した強さを求めて、積極補強に走った2017年。
今年からJリーグは1ステージ制へと戻りました。
シンプルに一年で一番勝ち点をとったクラブが優勝です。
優勝するためには、一年を通じて安定した強さが求められます。
鹿島アントラーズは、昨シーズン優勝したため、Jリーグと平行して、アジアチャンピオンズリーグも闘わなくてはならないため、より厚い選手層が必要となります。
このため、積極的な補強に走った中で、目玉とも言えるのが、アルビレックス新潟から獲得したレオ・シルバ選手です。
秘密の粉の国へやってきた、最強のミッドフィルダー
Jリーグで活躍するブラジルを獲得することに定評のあるアルビレックス新潟に、2012年に加入し、地球の裏側からやってきました。
ボール奪取能力に非常に優れ、攻撃にも絡む、通常の選手二人分の戦力があるのではないか、と思わせるほどの活躍を見せます。
ハッピーターンとの邂逅
新潟に渡ってきた、レオ・シルバ選手を待っていたのは、銘菓ハッピーターンとの出会いでした。
アルビレックス新潟のスポンサーである亀田製菓のお菓子、ハッピーターンを食した、レオ・シルバ選手は、その旨さに感動したそうです。
ハッピーターンの食感と秘密の粉に魅了されたレオ・シルバ選手。
アンケートの好物等では、度々ハッピーターンの名前を出しています。
試合に勝利し、亀田製菓からハッピーターン一年分をプレゼントされた時には、子供のような笑顔で悦びました。
スカパー!で放送されたクラブオフィシャル番組では、ハッピーターン工場への潜入に成功。秘密の粉をつけ放題という天国を味わいました。
ブラジルから移籍してきたラファエル・シルバ選手(現浦和レッズ)には、ハッピーターンの布教を積極的に行いました。
ハッピーターン愛が、ついにスポンサーを動かした?
どのクラブでも、喉から手が出るほど欲しい能力を持つレオ・シルバ選手。
当然、移籍の噂が何度も出てきました。
そんなレオ・シルバ選手を引き留めるかのように、ユニフォームの胸スポンサーである亀田製菓は、2016シーズンから、掲出ロゴを社名の「亀田製菓」から商品名の「ハッピーターン」へと変えました。
ハッピーターン愛に溢れるレオ・シルバ選手。
これでもう国内移籍は無くなったのではと思われました。
まさかの移籍。鹿島アントラーズへ。
しかし、しかし、2017年、レオ・シルバ選手は、鹿島アントラーズへと移籍してしまったのです。
日本海側から太平洋側へ。
愛するハッピーターン工場もない茨城県へ。
大きな決断だったはずです。
鹿島アントラーズとしては、これとない補強となりました。
連覇を狙い、アジア制覇を狙うには、チャンピオンチームにとって、レオ・シルバ選手の活躍は欠かせないはずです。
しかし、少しばかり心配なのは、レオ・シルバ選手のハッピーターン切れです。
試合中にふと胸元を見ても、もう愛するハッピーターンの文字はない。
どんなに活躍しても、ハッピーターン一年分は貰えない。
これが、モチベーション、コンディションの低下に、繋がらないと言い切ることはできないでしょう。
これを心配した鹿島アントラーズのサポーターは、すでにハッピーターンを練習後のレオ・シルバ選手に届けるなどの活動をしていることが確認されています。