釣りにゃんだろう

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早咲きで有名な河津桜って、にゃんだろう?

少しづつ寒さも弛み、春の足音が聞こえ始める季節ですが、こんな時期にすでに満開、場所によっては散り始めた桜があります。

近年話題の河津桜という種類の桜です。

河津桜とは?

f:id:nyandaro:20170301135352j:plainまず河津とは、静岡県伊豆地方の地名です。

川端康成の小説、伊豆の踊り子にも登場する温泉のある町です。

この町で、偶然発見された桜が、河津桜なのです。

河津桜のドラマチックな発見。

1955年、河津に在住の飯田さんという方が、山で見つけてきた桜の幼木を、庭に植えました。
すると見事なピンクの花を2月頃に咲かす、なんとも珍しい桜だったのです。

この桜は、オオシマザクラカンヒザクラが、自然交雑して偶然産まれたものであると考えられていています。

1974年にカワヅザクラと命名され、この原木を元に増殖されるようになり、今では河津町以外の地域にも、たくさん植樹されています。

この原木は、現在も飯田さん宅の庭先で、見事な花を咲かしています。
沢山の観光客も訪れていますが、あくまでもここは個人のお宅。ご迷惑をおかけしないように、充分注意しましょう。

河津桜の見頃は?

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河津桜と言っても、現在では伊豆地方以外にも、たくさん植えられ、花を咲かしています。
色々な場所や時期に見ることが可能です。

しかし、せっかくの珍しくドラマチックなこの桜、発見の地河津で見られることを、強くお薦めします。

河津での河津桜の開花時期は、だいたい2月いっぱいと見ていいでしょう。

この時期には、河津桜まつりも連日開催されており、河津桜の咲き乱れる川沿いに出店も並びます。

川原には菜の花も咲いていて、桜のピンクと菜の花の黄色のコントラストは、絵本の中の桃源郷のような、ふんわりとした不思議な世界に誘ってくれます。

意外と3月も河津桜の見頃?

河津桜も植物ですので、その開花時期は天候に左右されます。
寒い冬などは、開花時期が遅れ、河津桜まつりの後も楽しめることがあります

河津桜まつり期間中は、海外からの観光客も含め大変沢山の人で賑わい、ゆったり花を愛でるには、少々厳しい雰囲気であります。

しかし、桜まつりの後なら、比較的ゆったりと、桜を眺めることが可能です。
ですから、意外と3月も見頃と言えるのです。

残年ながら今年は、開花時期が早く、すでに葉桜の木も多いようです。
しかし、この葉桜のピンクと若い緑という組み合わせも、なかなか綺麗なものです。
一度ご覧になることをお薦めします。

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開花時期、状況などは、河津桜まつりのホームページで確認できます。

がっつり賑わいを味わいたいか、散り行く桜をのんびり愛でたいかなど、目的によって、河津を訪問する時期を選んでみてはいかがでしょうか。