近頃はかなり数は減ったでしょうが、淡水のルアーやフライの雑誌というものは、まだあるにはあります。
こういった雑誌の表紙が、ヤマメやイワナの写真であることがありますが、それを見た瞬間に私は興味を失ってしまいます。

ヤマメやイワナは、大変美しい魚ですし、釣るのも面白いことは間違いありません。
それから、これらの魚が自然繁殖できるような環境は自然が保全されている目安になるでしょうから、大切な魚でもあると思います。
ただ、いくら釣っても抱き抱えるようなサイズのものは釣れませんし、他の魚種と比べると稚魚を釣っているようなものですから、どうしても夢が無い釣りだと思ってしまいます。
そういった夢の無い魚が雑誌の表紙だと、雑誌自体も夢がないものに見えてしまって仕方がありません。

読者にとっては、雑誌というものは非日常の世界なのですし、自分が見たことがないような魚を知って驚き、新たな世界へ導いてくれるようなものでなければ面白くないのではないでしょうか。
同じような種類の魚でも、サクラマスやアメマスだったら、それなりに迫力のある写真は撮れるわけですし、敢えて小さなヤマメやイワナを雑誌の表紙にすることはないでしょう。