去年あたりからか、シマノがやたらとインショアゲームといった釣りを推していますが、なんだか微妙な釣りですよね。
インショアゲームとは、ボートには乗るものの、オフショアのように沖合いには行かず、岸の近くでルアーで様々な魚種をチョイ釣りをするといったもののようです。
当然、岸から釣るよりは魚はよく釣れるようですが、オフショアゲームのように10キロ20キロといった巨大な魚が釣れることは滅多にないでしょう。
それだけ、ライトなタックルで気軽にチャレンジできると言えるかもしれませんが、せっかく高いお金を払ってボートに乗るのに、大物が釣れる確率が始めからほぼゼロだなんて、夢が無さすぎるでしょう。
それほど大きくない魚でも、サーフなんかから苦労して釣れば、かなり嬉しいものでしょうが、それをボートからチョイと釣ってしまったら、嬉しさは激減でしょう。
こう考えてみれば、インショアゲームというものは、楽をして小魚を釣り、釣りの喜びを自ら捨てるようなものでしかなく、釣りが本当に好きな人だったら、なかなか受け入れられないと思います。
そんなものを、やたらとアピールしているのを見ていると、ガイド船とシマノが結託して無理矢理流行らせようとしているとしか思えませんね。
金銭的に余裕がない人が増えている時代ですし、インショアゲームのような中途半端なことにお金を使うのは、バカな金持ちくらいしかいないのではないでしょうか。
せっかく船に乗って釣るのだったら、オフショアででっかい夢を追いかけたいと思うのが、釣り人なら当然だと思うのですが。
