ちょっと前に、下水管が劣化して道路に大穴が開いて大騒ぎになっていましたが、ああいったことはこれからは増えていくのでしょうね。
日本中の電気、水道、ガス、道路といったインフラが劣化してきても、それらを全て整備するお金や労働力は、もうこの国にはないわけです。
ですから、どこかの段階で、インフラが隅々まで整備されているような今の状態は諦めることになるはずです。
地方に住むなら、たまに停電したり、水が出なかったり、道路は穴だらけだったりするのが当たり前という時代も来るでしょう。
ある程度の年齢の人は、そうなる前に寿命を迎えて逃げ切れるかもしれませんが、今の若者達はそういった状態に直面することになるのではないでしょうかね。
そんな時代を生き抜くには、貧弱なインフラでも生活できる力が必要でしょう。
東京の真ん中に住んでいれば、そんな力は必要ないかもしれませんが、全ての人がそれだけの経済力に恵まれるわけではないでしょうし、必ずインフラがズタボロな土地で暮らす人達も出てくるはずです。
ですから、若者は今のうちから、釣りなんかをしたりして、ちょっと不便な暮らしに馴れておいた方が良いのではないでしょうか。
釣りとか登山とかをして、本物の自然の中に行く機会があれば、電気とか水道がなくても、それなりに暮らせてしまうものだということが分かるでしょうし、道路なんてボッコボコでも、あるだけで御の字だと分かるはずです。
こういった体験は、衰退していく日本で暮らすのには、とても役に立つでしょうし、逞しく生き抜いていく力にもなるはずです。
若者達は、将来自分がインフラが整備された場所に住めるだけの大金持ちになれそうもないと思うのなら、早めに釣りでもして、便利さにとらわれない生活を身につけておくべきだと思います。