釣りにゃんだろう

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データと釣り。

元野球選手のイチローさんが、ちょっと前にこのようなことを言っていました。

「現代の野球はデータ至上主義で、見えないものや感性を大事にしないスポーツになってきている。
野球は自分の頭で考えて動いてこそ面白い。
データを活用するのも大事だが、そうでないところにも大切なことはある。」

 

こういったことは、現代では野球に限った話ではなく、あらゆることに言えるのではないでしょうか。

釣りなんかでも、近頃はデータが重視されることが増えていると思います。

 

 

水位や潮位や気温や水温などが、誰でも簡単に把握しやすい時代になったからか、「この潮回りの、この潮位の時に、このルアーで釣れる」みたいな釣り方をする人が増えています。

自分の頭で考えたり、自分の肌で感じることもなく、机上のデータだけで釣り方を決めてしまうような方法です。

このような釣りは、イチローさんの野球の話のように、ちょっと面白みに欠けますし、極端に言ってしまえば釣りでもなんでもないのではないでしょうか。

 

 

釣りというものは、自然の中で自分の感性で判断し、データ通りにはいかないような奇跡を起こすことができるからこそ、面白いはずです。

しかも、釣り人というものは正直頭があまりよくない人が多いですから、データを重視した釣りをしたところで、本当にデータを正しく活用できているかも怪しいところでもあります。

便利な情報は使うに越したことはないと思いますが、それで釣り本来の面白さを捨ててしまっては、もったいないでしょう。

釣りでデータを活用するのは、ほどほどにしておきたいところです。