ルアーやフライのフックというものは、高い品質の物を選んで使っていたとしても、しばらく使っていると、針先が甘くなり刺さりにくくなったり、針先が曲がったりしてしまうものです。
根掛かりしなくても、水中では針先が岩や石などに、かなり擦れたりぶつかったりしているのでしょう。
釣果に無頓着な人ならそのままの状態で使って、魚を釣るチャンスを逃しまくってもよいのでしょうが、ちょっとでも刺さりが甘くなった時は、フックを研ぐか交換しないと、釣果低下に直結してしまいます。
フックを研ぐ。
フックを研ぐには、フックシャープナーやオイルストーンといった名前の専用のヤスリを使うと便利です。
携帯できる小型の物が、とても安く売られているので、こういった物を持って釣りに行けば、いつでも釣り場でフックを研ぐことができます。
フックを研ぐ時は、フックのポイントに対して、良サイドとセンターの三方向にヤスリをかけます。
一般的には、フックを爪の上で滑らせた時に、刺さって止まるくらいの状態まで研ぐのが良いと言われています。
フックを交換する。
針先の甘くなったフックは、研げばまた使えるものですが、フックのコーティングがとれてしまうので、錆びやすくなってしまいます。
そういったことが面倒な人は、さっさと新品に交換してしまった方が良いでしょう。
ちょっともったいない気もしますが、フックやラインという物は、魚とあなたを結びつける、釣りにおいてもっとも重要な部分なのですから、そこには惜しまずにお金をかけるべきです。
新しいリールやロッドを買うよりも、フックをまめに交換した方が、ずっと釣果に繋がるはずです。
以上のように、針先が甘くなったフックは、すぐに研ぐか交換するべきなのですが、どちらを選ぶべきなのかはケースバイケースだと思います。
私は、交換しまくるわけにはいかないフライは、研いで何度も使いますが、ルアーのフックは、研いでも錆びやすくなりますし、面倒ですし、交換してしまっています。
以前は、釣り場ではルアーのフックも研いでいたのですが、今はその場で他のルアーに付いているものなどと交換してしまっています。
フックを買うお金に困るようになったら、また研いで使おうかと思っていますが、まあそんな状況になったら釣りどころではないでしょうね。