いつだったか、新潟県の物産館のような所で暇を潰していたら、ノドグロの干物を売っていました。
買うつもりはありませんでしたが、興味本位でその値段をチェックしてみると、なんとお値段2,500円でした。
手の平サイズの干物が2,500円とは、なんともびっくりなお値段です。
ノドグロというのは、正式にはアカムツという名前の魚ですが、テレビの釣り番組なんかを見ていると、たまに釣れています。
そんなに釣れまくるようでもないですが、時には大量に釣れている様子も見たことがあります。
ですから、その気になれば釣れそうなものが、一匹2,500円になっているとは、釣り人の立場からすると驚きでしかありません。
このように、食の世界で高級魚や貴重品と言われているものが、釣り人にとってはそこまで珍しくないということは、結構あると思います。
これは、釣りと漁での獲れやすさの違いや、流通量の問題により、釣りで貴重=漁で貴重とはならないことがあるからだと思います。
ですから、高級魚をお腹一杯食べたいと思ったら、買うよりも釣った方が、安上がりである可能性もあるのかもしれません。
実際には、釣りも船代などかなりお金がかかりますから、そう上手くはいかないことがほとんどでしょうが、可能性は充分にあるはずです。
それに、ただ高い魚を買うよりも、同じくらいお金を掛けるにしても、釣りという経験をしてゲットした方が、その体験を楽しめた分お得であるとも言えるのではないでしょうか。
高くて美味い魚が好きな人は、海釣りをすることを考えてみて損はないと思います。
まあ、私はわざわざ魚を釣って食べたいとは思いませんから、やる気はあまり起きませんけどね。