釣りにゃんだろう

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登山のヘルメットも釣りの熊スプレーも、実際には「人間対策」の意味合いが大きい。

登山に向かう人を見ていると、昔よりもずっとヘルメットを持っている人が増えている気がします。

山ではヘルメットがあっただけで命が助かることもあるでしょうから、これはとても良いことなのかもしれません。

ただ、登山のテレビ番組なんかを見ていると、さすがにそんな山に登る時は要らないのではないか?というような山でさえ、出演者がヘルメットを被らされたりしています。

こんな風に、一部では過剰なまでにヘルメットを使っている様子が見られるのは、安全面で被っているというよりは、「ヘルメットを被っていないじゃないか。危ないじゃないか」と文句を言われるのを防ぐためだと思います。

 

 

どこの世界にも決まりごとのように、自分の考えを押しつけてクレームを入れてくるような人がいますしね。
そういった面倒を避けるためには、とりあえずヘルメットを被っておけば問題ない、ということなのだと思います。

これと似たようなことは、釣りの熊スプレーや熊鈴なんかにも言えると思います。

 

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時々、そんな所で要らないでしょうというような場所でも、熊スプレーや熊鈴を付けている人がいますが、あの中には他人から文句を言われるのが面倒だからという人もいるはずです。

私も時々、熊鈴は要らないと思う釣り場なのに、付けている釣り人が多い時などは、付けていってしまうことがあります。

そういった場所で付けていないと、「熊鈴も持ってないんですか?」と突っ込まれたり、「危ないじゃないですか」と叱ってくるような人がいるからです。

 

 

本来、こんなことは自分の判断で好きなようにすれば良いだけの話なのですが、人間絡みのトラブルというものは何よりも面倒ですから、そういったものを未然に防ぐためにも、雰囲気に流されて熊鈴を付けたりしています。

こういったことを考えてみると、何をするにしても一番怖いのは人間ということが、よく分かりますね。

一番面倒で恐ろしいのは、山でも熊でもなく、自分のエゴを押しつけて絡んでくるような人間という生き物なのです。