私は昨年、「なんじゃこりゃ」というくらい、しばらく何釣行も連続で魚が全く釣れないということがあったのですが、そんな時は自分の手をじっと見て落ち込んでいました。
そうしていると、釣りをしているのに、自分の手が全然荒れていないなと気づいたのです。
普段なら何日も連続で釣りをしていると、指先の皮膚がバキバキと割れてくるくらい荒れてきて、ハンドクリームを塗ってしのいでいるのに、いくらか日焼けした程度で綺麗なままなのです。
これは、魚が釣れないと圧倒的に水に触れる機会が少ないからだと思います。
魚が釣れれば、魚をネットですくって、ちょうど良い浅瀬に寝かして写真を撮り、流れの中にリリースするという行動をするので、手が濡れまくります。
そして、その濡れた手は釣り場に吹き付ける強風に曝され、手荒れを発生させるのです。
ところが、魚が全く釣れないと、せいぜいラインを手で触る時に僅かに濡れるくらいのため、魚が釣れた時に比べると圧倒的に濡れることが少なく、手があまり荒れないのでしょう。
肌が健康なのは良いことですが、釣り人としてはなんとも悲しいことです。
やはり、釣り人なら手が荒れて仕方なく、水で手を洗うのも辛いくらい魚を釣りたいものです。
あれから、手荒れが全くしない大スランプは抜け出したようですが、まだまだ釣果の方はイマイチな感じで、私の手はそこまで荒れていません。
もうそろそろ、以前のように手荒れに悩まされるくらいの釣り運が帰ってきてもよい頃だと思うのですが、いつになるのでしょうか。
釣りに行く度に、あまり荒れていない手を見ては、その日を待ち望んでいます。