釣りにゃんだろう

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釣りのガイドって、普通は地元の釣り人が来ない場所に連れていくものなのでは?

北海道で釣りをしていると、たまに「あれはガイドと客だな」というような人達を見かけることがあります。
私は、これはちょっとおかしなことなのではないかと思います。

 

普通、外国で釣りのガイドといったら、地元の人が釣りに来ないような奥地に案内するものなのではないでしょうか。
全てが全てそうとは言いませんが、高い金を払って、地元の人が普通に釣りをしている場所に連れていかれるということは、あまりないと思います。

自分一人では行けないような場所に連れていってくれるから、高額な報酬を払う価値があるわけで、地元の人が普通に釣りに来ているような場所に行くのなら、ガイドを雇う価値はないはずです。

 

こういった点で、北海道の釣りガイドというのは、ちょっと無理があると思うのです。
北海道はどこまでも道路が張り巡らされていて、誰でも自由に釣りのポイントにアクセスできますし、本当に秘密のポイントなんて存在しないほど、どこにでも地元の釣り人の足跡がついています。

海外のように、釣り場に行くためにヘリコプターやセスナに乗ったり、道なき道を10時間以上車で走ったり、何日もボートで川下りをする必要はないわけで、自然のスケールが小さ過ぎて、本来は釣りのガイドが必要になるような土地ではありません。

地元の人が歩きかボートでアクセスできるような場所なら、わざわざガイドに頼まなくたって誰でも行けるわけですし、そうではない場所はほとんど存在しないわけでしょう。

 

ですから、本当に北海道でガイドが必要な人は、身体にハンデがあって助けが必要な人とか、海外から来て何も分からないといった人くらいのものなのではないでしょうか。

あとの国内に住んでいる人なら、今の時代はネットを使えば、いくらでも自分で釣りの情報は調べられるわけで、その情報を基に自力で釣りに行ったって、充分に魚は釣れるはずです。

 

そういった努力をせずに魚を釣ろうという人達が、現状ガイドを利用しているのでしょうが、果たしてそれで本当に自分で魚を釣ったと言えるのでしょうか。

普通の釣り人が当たり前にしていることをせずに魚を釣ったのですから、ちょっとズルをしたような気持ちになりそうなものだと、私は思うのですが…