よく初心者向けの釣りの本には、釣りの準備の項目で「ラインを一つずつ順番にガイドに通し、通し忘れのないようにしましょう」というような説明がされていることがあります。
私は、「誰がそんなミスするか」とバカにしていましたが、ちょっともうろくしてきたのか、最近何度かそのようなミスをしてしまうことがありました。
特に夜明け前の薄暗い時間に準備をして釣りを始めた時に多かったのですが、「なんだか今日はラインが飛ばないな」と思っていて、すっかり夜が明けてからちゃんと見てみると、「げげっ、ラインが通ってないガイドがあるじゃん」なんてことがあったのです。
あまり繊細なロッドを使っていなかったので、問題はありませんでしたが、こういった状態でキャストを繰り返したり、魚を掛けたりすると、力のかかり方に偏りが生じて、最悪ロッドが折れることがあると言われています。
ロッドの説明書にも、注意事項として書いてあることがほとんどなのではないでしょうか。
こういった凡ミスを防ぐには、準備を終えたら、ラインの先端を持ち、軽くロッドを曲げて、ロッドのカーブとガイド通し忘れを確認すると良いようです。
ただし、これも無理に強くグイグイ曲げるのはロッドによくないですから、あくまで無理の無い角度で軽く曲げる程度にするべきだと思います。
まあ、こんなことを書いていても、実際には私はあまりこのような確認はしないと思いますけどね。
魚を一匹釣るまでは、どうしても気持ちが急いていることが多いですから。
いつか痛い目に合う日が来るような、そんな気がしてなりません。