魚というものは、生きている限り大きくなり続けるように思われていますが、そうとも限らないようです。
「フライの雑誌」だったと思うのですが、中禅寺湖で大きな魚を釣りまくっている人が、同じブラウントラウトを何年も続けて釣ったりしてみたところ、70センチ程度で成長が止まる魚が多いようだということを書いていました。

私も、中禅寺湖ではありませんが、大きな魚を釣り、偶然次の年にまた釣ったら、大きさが変わっていないことがありました。
やはり魚というものは、魚の生息数、餌の量、釣り場の広さなどの環境によって、成長が止まる段階が決まるのかもしれません。
もちろん、例外的に大きくなる超大物だっているのでしょうが、ほとんどの魚は同じくらいのサイズまでで成長が止まるのでしょう。
ですから、もし90センチのブラウントラウトを釣りたいと思うのなら、中禅寺湖で釣りをしても、かなり釣れる確率は低く、無駄な時間を過ごすことになるのかもしれません。

同じように、どんな釣り場でも、「ここの魚は、だいたいこのサイズで成長が止まる」というサイズ以上の魚を釣るのは、夢を追いかけるようなものなのかもしれません。
こういった傾向は、魚の生息する範囲がしっかりと限られた湖の釣り場で強いのではないでしょうか。
どこまでも広い海や、広大で魚が河口から上流まで移動できる大きな川とかなら、魚が生息する水域の広さも餌の量も、かなりのものがあり、成長が止まるようなことは、あまりないかもしれませんが、湖というものは、広さも餌の数も限界がある池のようなものですから、成長が止まりやすいと考えられると思います。