少し前に、シマノの釣り番組の中禅寺湖でのルアーフィッシングの回を見ていました。
どういった人かは知りませんが、シマノが連れてきた人が釣りをしていたのですが、シュッとキャストをした瞬間から、「この人は変な投げ方をするな」と思いました。
なんだかロッドの振られる軌道がグラグラとしていて、ウェーディングしているとロッドティップが水面を叩くくらい、キャストした瞬間にロッドが下がってくるのです。
そして、もう少し見ていると、この奇妙なキャストをする原因がすぐに分かりました。
その人は、リールの脚に一本も指を掛けず、ロッドの前方のグリップを握ってキャストしていたのです。
リールの脚を小指と薬指の間で挟むという間違いをしている人は、よく見かけるものですが、リールの脚を挟みもしないとは、驚愕のゼロフィンガー投方とでも言ってしまいたいくらいの、とんでもない釣り具の扱い方です。
こんな著しく間違ったロッドの握り方をしていれば、安定してロッドを振れないのは当たり前の話ですし、そのせいで一瞬見ただけでも奇妙だと分かるようなキャストをしてしまっていたのでしょう。
釣り具を作っている会社が、道具を完全に間違った使い方をする人を起用するなんて、どうなっているんだろう？と思っています。
実際に、こうしてそれなりの数の人に知られることになり、会社や製品の評判を落とすことにも繋がりそうなのですし、いい加減こういった誤りには気をつけた方がよいのではないでしょうか。
それから、同じように変なロッドの握り方をしている人達は、今すぐに直した方が良いでしょう。
ロッドを正しく握らないと、手元を見なくても、遠くから見たキャスト姿だけで、「ヘタクソだな」とバレてしまうのですから。
リールの脚は中指と薬指の間に挟み、親指はロッドに乗せて、正しくロッドを握ってキャストしましょう。
