釣りにゃんだろう

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カワウの漁業被害、釣り被害について。

カワウの漁業被害が訴えられるようになって久しいですね。
川に漁協などが魚を逃がしても、カワウが食べてしまい、漁業者や遊漁者には行き届かず、カワウはエサが豊富にあるのでドンドンと増えてしまうといった問題です。
今日は、その問題の対策などについて考えてみましょう。


そもそも「被害」なのか?

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このような問題は、カワウの漁業被害などと呼ばれていますが、この言葉は少しおかしいと思いませんか。

カワウが増えた大きな原因は、本来は魚が沢山居ないような環境の川に、人間が魚を逃がしたからでしょう。
それは、カワウの餌になるものなのですから、そのつもりはなくても人間が餌を与えてカワウを育てたのも同然です。
ですから、カワウが増えた原因と責任は人間側にあるわけで、それを「被害」と言って被害者ズラする権利はないはずです。

動物が作物を食べてしまうのも農業「被害」と呼ばれていますが、それも山を崩して動物の餌を植えたのは自分達人間なのですから、「被害」という言葉を使うのは、あまりにも身勝手だと思います。


カワウ対策。

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カワウは人間が増やしたのですから、人間が何とかしないことには、これからも増え続けるでしょう。
追い払う程度では、動物もなかなか賢いですから、また他の場所を狙ったり、隙をついて帰ってきてしまうはずです。
ここでは、根本的な対策を二つ考えてみました。


カワウの敵を放す。

積極的な対策として、カワウを襲うような動物を人間が放すという方法が考えられます。
人間がカワウを増やしたのですから、カワウを減らすのにも人間が積極的に介入するという方法です。

カワウを襲う動物は、何が考えられるでしょうか?
ドデカイ猛禽類とか猛獣でしょうか。
あまり過激なものを放すと人間までやられそうですし、「生態系うんぬん」という人種の人達が黙っていないでしょう。


漁業や遊漁をやめる。

消極的な方法としては、もうきっぱり諦めて漁や釣りをやめてしまうことです。

内水面の漁協や漁をメインの仕事としている人は少ないでしょうし、居ても高齢なことが多いでしょう。
もうこれを機会に引退か転職をしてしまって、漁協を廃止して魚を逃がすのを止めます。
逃がす魚を育てていた養魚場などは、食用の魚に切り替えるか廃業するしかないでしょう。

魚を逃がすのを止めれば、長い時間かけてカワウは自然と数を減らしていくでしょうし、釣り人も川には来なくなるでしょう。
かくして、川は魚も鳥も釣り人もいない、本来の姿になるというわけです。

これからは人口がどんどん減っていく時代なのですから、意識的にこういったことを行わなくても、自然とこうなっていく場所も多いかもしれません。

 

 

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このようにカワウの問題を考えてみると、環境問題や動物の被害といったものは、人間が自分達で引き起こし自分達で勝手に騒いでいる、自作自演であることが多いことが分かってきます。それをネタにお金儲けをする人たちまでも沢山いるのですから、困ったものです。
やはり人間というものは、地球の環境から考えば、とても邪魔で一番厄介な存在であることは間違いないのではないでしょうか。