釣りにゃんだろう

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色々な色を混ぜるとグレーになる。フライのカラーについて。

私は猫の毛をブラッシングすることがあるのですが、なかなか面白いことに気がつきました。
我が家の猫は、キジトラであり、茶色系をメインに体の部位によって様々な色の毛が生えているのですが、抜けた毛を集めて団子にすると色がグレーになるのです。
毛の状態では一本一本は全くグレーには見えないのに、集めるとグレーになってしまうのです。

どうも色というものは、様々なものを混ぜにするとグレーっぽくなるようです。

 

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さて、ここでフライの色について考えてみると、グレー系の色の物が使われることがよくあります。
昆虫自体には、そこまでグレーのものは多くないと、私は思います。
緑や茶色系の色をしているはずです。

しかし、グレー系の物がよく使われ魚が釣れているというのは、この様々な物が混ざるとグレーになるということが原因なのかもしれません。

 

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猫毛フライ。

色々な物が混じるとグレーになるということは、それだけ自然の中では無難な色なのかもしれません。
何か特定の生き物の色を模していなくても、魚に違和感を与えない色とはなっていて、それで魚がよく釣れるのではないでしょうか。

実際に、猫の毛を集めて作ったグレーのニンフでも、魚はよく釣れます。
とても水棲昆虫を模したリアルな色ではないはずですが、無難な色にはなっているのではないでしょうか。

グレーが万能な理由は、こんなところに理由がある気がします。