近頃、Googleマップが劣化したと話題になっています。
今までGoogleマップは、日本ではZENRINの地図データを利用していたそうですが、最近その提携関係が解消され、Google独自の地図データに変わったため、細い道路や林道などが正しく表示されないようなことが増えているようです。
釣り人の中には、グーグルマップを活用して釣りに行く人も多いのではないでしょうか。
そのマップが、このように劣化したのでは、釣り人にも影響は少なくなさそうです。
Googleマップと釣り。
Googleマップは、そこそこ釣りに便利なものでした。
釣り場までの道路を調べたり、ストリートビューで駐車スペースの目星をつけたりと、釣行にはGoogleマップが欠かせない人もいたのではないでしょうか。
しかし、今回のこの劣化というもののそのような釣行へ与える影響は、かなり大きいでしょう。
釣りでは、ちょっと細い道に入ったり、林道などを使用する頻度が、普通にドライブするよりもかなり高いです。
そういった釣行には肝心の部分が正しく表示されないのでは、現場でうろうろとしたりするはめになり、不便なことこの上ありません。
私も、この間ちょっと釣り場の道路をグーグルマップで見ていたのですが、明らかに道があるはずの場所に道が表示されず、「なんだかおかしいぞ」と思うことがありました。
写真に切り替えてみても、山森の中なので木の葉で視界が遮られ、道がはっきりとは確認できませんでした。
「廃道にでもなったのだろうか」と疑問に思っていたわけですが、グーグルマップの仕様が変わったせいだったのですね。
今後、改善される可能性も高いですが、グーグルマップを釣りに使う場合には、少し注意が必要な状況になったと言えるのではないでしょうか。
そもそも釣りにグーグルマップは、あまり向いていない。
私は、そもそもグーグルマップは釣りにあまり向いていないと思っているので、あまり利用していません。
詳しくは以前書いたのですが、グーグルマップでは釣りに必要な地形等の情報が分からないからです。
グーグルマップは地図であり、地形図ではないのです。
実際に足を使って釣りをする時に必要なのは、詳しく状況が分かる地形図です。
ですから、グーグルマップは車を駐車するまで利用し、そこから先の釣りをする場面を考えたり、実際に歩く場合には、地形図のデータや、紙の地形図を使っています。
地形図を読めば、釣りに行く前から釣り場のイメージがよく掴めますし、現場でも迷ったりせずに済みます。
グーグルマップでは、こうは行かないので、歩き回って釣りをするような方には、グーグルマップよりも地形図の方が便利で安心です。
以上のように、グーグルマップが劣化したため、釣りに利用するには注意が必要にはなりましたが、そもそもあまりグーグルマップは釣りには利用しない方が良いものでもあります。
釣りに行くなら、安易にグーグルマップなどに頼らずに、最低限の地図を読む知識程度は身につけておきたいものです。