釣りにゃんだろう

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釣りとゴルフ、どちらが面白いのか?

シマノには、「おとな釣り倶楽部」という企画のテレビCMがあります。

「ゴルフクラブを磨きながら、義理の息子と思われる人物の持つタイラバを見て「そんなので釣れるのか?」と言っていた父親が、ある日ゴルフではなく義理の息子と一緒に釣りに行き、帰ってきたらなんだかイキイキしている姿を見た妻と娘」
というような展開なのですが、これは義理の息子の立場になってみると地獄のような話ですね。

家には、家族とは名ばかりの妻の両親という他人がいて、ほっとひと息つける趣味の釣りの時間にまで、義父が着いてくるようになってしまったのですから。
あの人物が、義理の息子ではなく実の息子で、娘の弟か兄であることを祈るばかりです。

 

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そんな若者目線では地獄のように見える「おとな釣り倶楽部」のCMですが、ゴルフなんかが趣味のシニアに、「釣りも面白いですよ」ということをアピールしたいのだと思います。

このようなものを見ていて、私が気になってきたのは、釣りはゴルフを止めて行くほど面白いことなのか?ということです。


ゴルフの方が、喜びが得られる確率は高いか。

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ゴルフは練習して自分が実力をつければ、それだけ結果が出る傾向が強いスポーツでしょう。
もちろん、運や勘がものをいう場面もあるでしょうが、素人レベルの人は概ね実力に比例した結果が出るはずです。
つまり、努力すればそれだけ結果が出て、喜びが得られる可能性が高いものです。

 

 

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一方で釣りはどうでしょうか?
釣りはいくら努力して技術を向上させても、釣れるとは限りません。
結果が自然条件や運に左右されることが多いからです。
ですから、いくら良い道具を揃え、釣り方を研究し、技術を磨いたところで、自分が目標としている魚は一生釣れない可能性さえあるのです。

 

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このようにして考えてみると、自分の努力が裏切られるのが嫌な人には、釣りは向いておらず、趣味はゴルフにしておいた方が良いはずです。

釣りは、努力が裏切られることも多いですが、時としてそれが報われたり、努力や実力以上の大成功に見舞われたりすることもあります。
つまり、釣りはかなりギャンブル的なのです。

ですから、ゴルフとはかなり性格が違い、地道に努力して得られる喜びではなく、もっと奇跡のような喜びを求める人に向いていると思います。

 

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これらのどちらの喜びが良いと思えるかは、それは人それぞれなのではないでしょうか。
おとな釣り倶楽部のCMのお父さんは、どうやらギャンブル好きの傾向があったようですね。