釣りにゃんだろう

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釣り人と小さなお葬式。

民放の地上波やBSの釣り番組の間に流れるCMは、昔は釣り具のものばかりだった気がします。
しかし、近頃は保険や健康食品など、釣りとはあまり関係ないようなCMも流れています。

釣り具メーカーの提供だけではお金が集まらなくて番組が流せなくなったのか、それとも釣り番組にCMを流したい企業が増えているのか、私には分かりませんが、昔とはちょっと変わってきたことは確かです。

 

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そんな釣り番組の間に流れるCMを最近見ていたら、思わず吹き出してしまうCMが流れていました。

それは、「小さなお葬式~」というCMです。

お葬式のCMが流れるということは、「釣り番組を見ている人は、基本的は中高年であり、自分か配偶者が近々死ぬ人だ」と思われているということなのではないでしょうか。
若くても、近々親が死ぬくらいの年齢層だと想定されていそうです。

わざわざ安くはないお金を払ってCMを流しているのですから、こういったことぐらいは考えているのは間違いないと思います。

 

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こんなCMが流れていたものですから、もう完全に釣り人が年寄り扱いされていて、「お前ら、もうじき死ぬだろ?」とでも言われているようで、「ヒドイもんだなぁ」と思い私は笑ってしまったのです。

まあ、実際に釣り人って中高年が多いですし、釣りに限らず大半の趣味が、これからは死ぬ人ばかりになる年齢構成ですしね、テレビを見ているような人が「もうすぐ死ぬでしょ?」と言われても仕方がない気がします。

あと20年たったら、釣りをしている人って、どれくらいいるんでしょうかね。
近頃は、多少は若い人が釣りをしているらしいですが、釣り人全体からしたらごく僅かでしょうし、大半が20年たったら釣りができなくなる年齢の人なのではないでしょうか。

 

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我々釣り人は、もうすぐ消える運命なのでしょうね。
大半の釣り人が自分の命の終わりを考えながら、しみじみと釣りをする時代になってきたのでしょう。

私は、釣りバブル期のようにバカ騒ぎして下品に釣りをするよりは、ずっと良い時代になったと思いますね。

釣り人は、斜陽の中、自分のお葬式をどうするか考えながら釣りをする。
これからは、そんな時代なのだと思います。