何やら最近は、釣り具メーカーが年に一回リールをオーバーホールに出すことを推奨しているようです。
本当にそんなことをする必要があるのか、ちょっと疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
海水か淡水でも違うだろうが…
リールのオーバーホールの必要性は、リールを水に塩分のある海や汽水域で使用した場合か、淡水域で使用した場合かによって違ってくるはずです。
当然、海や汽水域で使用した時の方が必要性は出てくるものでしょう。
しかし、毎回使用した後にさっと真水で塩分を洗い流し、必要な箇所に給油をしておけば、カヤックなどで釣りをして著しく海水を被る場合やリールを水没させまくるわけでもない限り、さすがに毎年オーバーホールする必要はないのではないでしょうか。
もしも、このように毎回当たり前の手入れをしているのに、年に一回はオーバーホールをしないと壊れてしまうのなら、そんなリールはあまりにも柔過ぎますし、海水で使用してはいけないレベルなのではないでしょうか。
これが、淡水だけでの使用だったら、もっとオーバーホールをする必要はないはずです。
私は、基本的に淡水域ばかりで釣りをしていますが、現在使用しているリールでオーバーホールをしたことがあるのは一台だけです。
その一台も5年ほど使いまくり、何回か汽水域で使用したタイミングで、ようやくオーバーホールしたものです。
淡水での使用なら、日頃から軽く清掃し注油していれば、滅多にオーバーホールする必要は出てこないもののはずです。
もしも、オーバーホールをしないと調子が悪くなることがあるなら、元々そのリールが耐久性がないものだったか、無駄に水没させたり、手入れをしないなど、使い方に問題があるのだと思います。
このように、常識的に考えれば、日頃から最低限の手入れをしていれば、リールを毎年オーバーホールに出す必要があるなんてことは、まずないのではないでしょうか。
おそらく、こういったことをメーカーが言い出したのは、常識的な最低限の手入れをしない人が意外と多く、その人達からオーバーホール代を徴収するビジネスチャンスだと思ったからなのかもしれませんね。