「漁業権の無い川」、「遊漁券のいらない川」「タダで釣りができる川」といったものが、よくネットでは検索されているらしいです。
本州では、魚がまともに釣れるような有名な川は、ほぼ全て漁業権が設定されていて、遊漁券を買って漁協なんかにお金を払って釣りをしなくてはならないですから、そんな必要がない場所に興味がある人は多いのかもしれません。
確かに、漁業権が設定されずに、タダで魚が釣れる川というものは、よくよく探せば本州でもあるようです。
魚が放流されている川の漁協の管轄から外れている区間とか、人がほとんど立ち入らず細々と魚が再生産しているような場所です。
そういった場所に行けば、たしかにタダで魚は釣れるわけですが、正直あまり良い釣果は期待できないのではないでしょうか。
魚が居るとしても、なんとか生息している程度でしょうし、そもそもがそんな魚を釣ってしまったら、あっという間に魚が居ない川になってしまうかもしれませんから、釣りをすること自体あまり良いことではないでしょう。
たかだか500円~2,000円くらいをケチリ、ショボい釣りをして、なおかつ環境を破壊するのだったら、お金を払って、ちゃんと漁協などに管理されている川で釣りをした方が良いのではないでしょうか。
「漁業権のない川=釣り人がいないパラダイス」なんてことは決してないのですし、わざわざ探して行くほどのものではないと思います。