私は、去年ロッドを持たずに釣りに行こうとしてしまったことが、二回もありました。
日頃から釣り具を車に積みっぱなしなどにせずに、ちゃんと家に持ち帰っているのですが、釣りに行こうとした時にロッドを持たずに家を出てしまったのです。
なんとか車で走り出す前に気づき、慌ててロッドをとりに家に帰りましたが、釣りに行くとは思えない意識の低さです。
近頃は、予備のロッドを持たずに、一本しかロッドを車に積んでいかないことも増えてきました。
以前だったら、もしもの時に釣りが続けられるように、予備のロッドを持っていっていましたが、今は「もしもの時は帰ればいいだけだ」と思ってしまいます。
数百キロも遠くまで釣りに行くことがほとんどなのに、たとえ釣りができなくなっても、それほど後悔しないと思うのです。
このまま欲が無くなっていけば、釣りを止められる日も遠くないのかもしれないとも思いますが、まだまだ釣りに行きたくはなりますし、釣りたいなと思うような魚も夜な夜な頭に浮かんできます。
もういい加減、釣りに取り憑かれた生活は止めたいと思っているのですが、釣りの呪縛はなかなかしぶといようで、出口が見えてきません。