フォーセップという、魚に掛かったフックを外すためのグッズがあります。
フックを摘まんでロックできるために、使い方次第ではペンチよりも便利なことが多いです。
また、細長い形をしているために、フライやルアーを呑まれかけて魚の口の奥の方にフッキングしてしまった時にも、上手く外すことができます。
このフォーセップは、元々は手術の時に血管を掴むための医療器具だったそうで、見た目もなんだかプロっぽくてカッコ良いですから、持っているだけでも「できる人感」が出て、なかなか良いものだと思います。
こんな便利なフォーセップですが、日本で使われているのが主にトラウトフィッシングの世界だからか、あまり大きなものは売っていないことが多いです。
渓流魚などだったら、そういった小さいものでも良いのですが、イトウやアメマスなど大きくなる魚を釣る時には、ちょっと心許ないです。
そういった魚を使う時に使われる太いフックをしっかりとホールドすることができなかったり、大きな口の中にフックが入った時に届かなかったりするからです。
それでも、ダイトウブクという会社からは、「フォーセップロング180」というかなり大きなフォーセップも売られているので、大きな魚を釣る人にはお薦めです。
あまり売っているのを見かけませんから、発見した時には即ゲットしておくべきでしょう。
渓流でしか釣りをしない人が見たらびっくりするようなサイズですが、60センチ~1メートル程度の魚を釣るのには最適なサイズです。
ただ、小さな魚を小さなフックで釣る時には、先端が太過ぎてうまくフックが掴めませんから、そういった場合には小さいフォーセップも必要になります。
フォーセップは、ほとんどが安価な物ですし、サイズ違いでいくつか用意しておき、その日に予想される釣れる魚の大きさで使い分けるのがベストでしょう。