釣りにゃんだろう

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シマノのフラッシュブースト。日本のルアーの安っぽい輝き。

近頃やたらとシマノは、フラッシュブーストなる機能のついたルアーを宣伝していますが、あれを見て使いたくなる人なんているんでしょうか?

30年前のルアーみたい。

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フラッシュブーストは、反射板がルアーのボディに入っていて、それがユラユラ揺れるから、魚がよく釣れるというもののようです。

私は、これを見た時に中途半端に古臭いな、と思ってしまいました。

ユラユラは揺れなかったかもしれませんが、反射板が入っているようなルアーは90年代初頭あたりには、得体の知れない安物ルアーなんかによくあった気がします。
もっと古いところでは、アメリカのロングAにも反射板入りのものがありました。

ですから、フラッシュブーストとやらを見ても、全く画期的だとは思いませんし、古くて安っぽい仕組みだなと思ってしまいました。

 

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それから、フラッシュブーストが本当に魚がよく釣れるものだったとしても、あんなに安っぽい見た目の物で魚を釣りたいと思う人が居るのか?とも疑問に思ってしまいました。

ルアー釣りは、デフォルメされた偽物感があるもので魚を釣っちゃうという、「遊び」のような要素があるのが魅力ではあると思いますし、海外のメーカーのルアーには、そういった楽しい雰囲気があるものが沢山あると思います。

しかし、このシマノのフラッシュブーストをはじめ、日本のルアーというものは、リアルさや釣るためのギミックにばかりこだわった見た目をしていて、「お遊び」感が皆無なことが多いです。

その結果、安っぽく品が無い見た目をしているので、こんな物で魚を釣るなら、別に小魚の生エサで釣るのでも良いのではないかと、私は思ってしまいます。

 

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やはり、ルアーという物は偽物らしさがあってこそ、それで釣る喜びが生まれるのではないでしょうか。
釣り具屋さんに、ギラギラした安っぽい輝きを放つプラグが溢れているのを見かける度に、この国の釣り人はもうルアー釣りの楽しさを忘れてしまったのではないかと思ってしまいます。