釣りにゃんだろう

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「おっさんの自己満足感」が強いシマノ。

2大釣りメーカーであるシマノダイワのCMを見てみると、結構その雰囲気が違うことに気づきます。
ダイワは「feel alive Daiwa」と英語で叫びカッコつけますが、シマノは「もっと人へ、もっと自然へ、シマノ」何十年前だよ?というような古臭い企業コピーが流れます。

「feel alive!」がカッコ良いと思うかという話は置いておいても、ダイワには英語のコピーを使い、若者に受け入れられようと努力している気配はあります。
それに比べて、シマノのコピーはなんだか時が止まったようで、かなり不思議な印象を受けます。

 

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考えてみれば、シマノというものは、妙にシニア向けな姿勢を見せています。

まず、「おとな釣り倶楽部」というサイトやテレビ番組を立ち上げて、中高年への釣りの普及を目指しています。

それから、「fishing cafe」という名前の番組を流したり、雑誌を発行していますが、これも完全にシニア向けです。
内容が明らかに60代くらいの渋い趣味のマニアックな釣り人向けといった感じで、相当な物好き以外は若者には見向きもされないようなものです。

こういった姿勢を見ていると、どうもシマノという会社は、なんだか「おっさんの自己満足」でやっているよな企画が多い気がしてなりません。

 

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お金と時間のあるシニアに釣り具を売るのは、一見間違いではない気もしますが、シニアは数年で死んだり身体が動かなくなるのですから、中期的に見ればあまり賢くない商売の方法のはずです。

それでも、渋く古臭いコピーを使ったり、マニアックなシニア好みの雑誌や番組を作るとは、どこか「おっさんの意見が尊重されやすい」ような体質の会社である可能性があるのではないでしょうか。

 

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個人的には、fishing cafeなんかは、なかなか面白そうだと思いますし、どんどん「おっさんの自己満足」企画をやって欲しいと思いますが、これは私が歳のわりにはシニア寄りの趣味をしている特殊な釣り人だからだと思います。

この方向性のまま、あと10年ほど経ったら、相手にしない釣り人が増えて、ちょっとマズイことになるんじゃないのかなと、私は勝手に心配しています。