釣りにゃんだろう

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リールは水没させてはいけないものだが、どうしようもない時もある。

リールというものは、基本的には水に浸けてはいけないものです。
たまに初心者の人などが、平気で川や湖にリールを沈めまくっていたりして、「おいおいおいおい」と思ってしまったりしますので、意外と知られていないことなのかもしれません。


リールを水に浸けてはいけない理由。

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現在売られているリールは、そう簡単には錆びない素材ばかりが使われています。
ですから、水没させると錆びるからなどという理由で、リールを水に浸けてはいけないということではありません。

釣り場の水というものは、100パーセント純粋な水、H2Oだけなんてことはありません。
自然の水の中には、砂や土などの細かい粒子が混ざっています。
そういった粒子の中には、金属よりも固い物質も含まれています。

リールが水没して、水がリールの機関内に入ると、この固い物質も入り込む危険性があります。
そして、そのままリールを使えば、金属よりも固い物質なのですから、ギアなどの金属パーツを削り、リールを駄目にしてしまう可能性があります。

以上のような理由で、リールを釣り場で水に浸けてはいけないのです。

最近の高級リールは、防水性が高まっているようですが、100%防水なのかは怪しいですから、そういったリールも水没させない方が良いはずです。


水没させてます。

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とは言っても、結構私はリールを水没させてしまっています。

それは、ほとんどが釣れた魚の写真を撮る時です。

私は、釣れた魚と愛用のリールを並べて写真に収めるのが趣味なのですが、この際に魚がある程度水に浸かっていないと、魚に悪いし見た目も美しくないと思っています。

そして、その魚の横にリールを置くわけですが、これはできる限り魚に接近させて置いた方が、写真の構図が決まり易いです。

こうして、水に浸った魚の真横にリールを置くのですから、どうしてもリールも水に浸かる可能性が高くなってしまいます。

 

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ちょうど良い石や木片があればリールを載せたりするわけですが、足元が泥のような場所には、なかなかありません。

それから釣れた魚が大きくなるほど、魚を水に浸けるためには水深が深くなる必要があり、よりリールが水に浸かる可能性も高くなってしまいます。

幸い今まではリールが壊れたことがありませんが、この調子ではいつかリールを壊すことになるかもしれません。

まあ、もしそうなったとしても、写真に撮りたいほどの魚が釣れて、納得のいく写真が撮れたのなら、しょうがないのかもしれないとも思っています。
特に、それが一生に一度というような大きな魚だったら、リールを壊してでも、良い写真を撮る価値はある気がしています。