スプーンに利用するシングルフックを買うと、結構なお値段がします。
釣り針というものは、消耗品なので大量に用意して、どんどん交換したいところですが、値段が高いとケチリたくなってしまいます。
しかし、自作すれば、安く大量生産することができます。
今回は、特別な器具も要らず、簡単にシングルフックを自作する方法をお届けしたいと思います。
用意するもの
・フック(好みのもの)
自分が信頼できる形状や強度のものにしましょう。ヤフオクなどで大量に買えば、安く手に入ります。私は前回お伝えした理由から、丸せいごが好きです。
・ライン(PEやシーハンターなど)
好みの太さを選びます。
・熱収縮チューブ
これもお好みの色で。
・ペンチ
・メタルジグなど
これだけあれば大丈夫です。バイスなどの特別な器具は必要ありません。
流れとしては、手でフックにラインを結び、熱収縮チューブを被せ、結び目を保護して完成です。
ラインのフックへの結び方。
まずは、フックにラインを結びます。
結び方は、このサイトを参考にしました。
しっかりとした図もあり、とても分かりやすいです。
外掛け結びの改造版のようなもので、とても簡単です。
ただし、このサイトのものは、メタルジグのアシストフックなので、スプーン用とはフックのサイズやラインの太さが違うのはもちろん、少し違う部分があるので、そこだけは説明したいと思います。
とにかくアイが短くなるように結ぶ。
メタルジグのアシストフックと一番違うのは、アイの長さです。
結び方は同じですが、とにかくアイが短くなるように結ばないと、長すぎてしまいます。
コツとしては、最初にコブから折り返す部分を、できるだけ短くすることでしょうか。
まあ、あまり難しく考えなくても、一度結んでみれば構造が分かって、どうすればアイを短くできるか、お分かりいただけるかと思います。
結ぶ時に巻きつける回数も、ラインの太さや好みで、好きに変えてみましょう。あまりに巻きつけが少ないと、すっぽ抜けるかもしれませんが…
また、このサイトでは、管付き針を使って結んだ後のラインを管に通しています。
私も今回はそうしてみようと思ったのですが、用意したラインが太くて管を通りませんでした。。
これ以上、ラインを細くはしたくないので、もう仕方ありません。
まあ、この後チューブを被せてしまうので、あまり気にしないことにします。
こういった悲劇を避けたい方は、使用するラインやフックのサイズをよく見てから購入してください。
結び目の強度テスト。
結べたら、ペンチやメタルジグなどを使って、しっかり締めつけます。
4回巻きでこの結び方をして、どれくらいの強度があるのかテストしてみました。
フックをスプリットリングに通して、8号のナイロンラインを結び、10キロ分のダンベルを束ねたものに引っかけて、引っ張ったりぶら下げたり振ってみたりしてみました。
ぶら下げて揺らしていると、ナイロン8号のラインが切れてしまいました。
フックがやや伸びていますが、結び目やPEラインは、全く変化はありません。
簡単ですがかなりの強度がありそうです。スプーン用としては、全く問題ないでしょう。
チューブで結び目を保護。
充分な強度がありそうですが、ちょっとだけお好みで結び目に接着剤を垂らしても良いでしょう。
それから、熱収縮チューブを被せて、お湯かドライヤーか半だごてなどて収縮させて完成です。
あまり熱を加え過ぎて、ラインを痛めないように注意しましょう。
この製作方法なら、慣れてくると、1本あたり1~2分で結ぶことができます。
後はまとめてチューブを被せて収縮させれば、短時間で大量生産が可能です。
オフシーズンなどに、来シーズンで使いきれないほと大量に、作っておいてはいかがでしょうか。