釣りにゃんだろう

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子供の頃は、どうしてあんなに魚が釣れなかったのか。

たまには「ダメだこりゃ」ということもあるけれど、成人してからの釣行では、だいたい何かしらの魚は釣れることが多い。

それに比べて、小学生の頃の釣りは、基本的には「ボウズが当たり前」で、たまに魚が釣れれば、大当たりという感じだった。
どうしてそんな悲惨な釣りを繰り返していたのか、冷静に振り替えってみようと思う。

 

魚が居ない場所で釣りをしていた。

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これが、何よりも大きな理由だと思う。
当時、自転車でバス釣りに通っていたダム湖には、あまり魚が居なかったようだ。
自分たちがボウズなのはもちろん、自分たち以外にも釣れている人を見たことが、ほとんどなかった。


一度だけ、バスが釣れている大人を見たのと、友人がニジマスみたいな変な魚(今思えば湖産サクラマスだった)を釣ったのが、数年間その湖に通って見た魚の全てだった。

上流部やボートからは、釣っている人もいるようだったけれど、自転車で通っていた周辺には、そもそも魚があまり居なかったようだ。

魚のそれなりに居る池を発見して、そっちに通うようになってからは、そこそこコンスタントに魚が釣れるようになったので、魚が居なかったのが一番の理由なのは間違いないだろう。

 

釣り方が間違っていた。

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ろくに魚が釣れそうもない厳冬期にも、「もしかしたら」と期待して釣行を繰り返して根掛かりを連発したりと、明らかに間違った釣りをしていたのも、釣れなかった理由だろう。

厳しい状況だと理解していなかったわけではないが、子供というのは無駄に前向きなので、「もしかしたら」という期待の気持ちが勝ってしまっていた。

大人になって冷静に判断すれば、釣りの「もしかしたら」は99%起こらないことであり、それに賭けるような釣りは無駄だと分かってくる。
冷静に状況を判断して、最適な釣り方をしていれば、そんなにボウズ釣行を繰り返えさなかったはずだ。

 

使っているルアーがショボかった。

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道具のせいにするのは、カッコ悪いかもしれないが、今になって思えば、ろくなルアーを使っていなかったと思う。

子供が釣りに使えるお金は限られていたので、当然有名メーカーの高価なルアーには手が出せない。雑誌に載っているようなルアーを持っている友人なんて、ほとんど居なかった。

釣具屋では、安く売られている、わけのわからないB級C級のルアーばかり買うことになる。

今になって思えば、品質の疑わしい物を5個買うなら、まともな定番商品を1個買う方が、ずっと効果的だったと思うが、「これでもいけるんじゃない」と、また無駄に前向きになって、冷静な判断ができていなかった。

 

そういえば、当時はB級品に混じって、平行輸入のラパラのルアーが沢山安く売られていた。
当時は、ラパラがミラクルルアーだと知らなかったし、あまり人気もなかったので、なかなか手を出さなかった。
今になっては、ありえないくらいもったいないことだし、タイムスリップして買い溜めしに行きたいくらいだ。

 

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このように、当時は、魚があまり居ない場所で、魚の活性が低い時期に、C級ルアーを使い、ミスマッチな釣り方をしていた、ということになる。

これでは、魚を釣るのは奇跡を起こすようなものだっただろう。小学生が、プロ野球の試合でホームランを打つくらいの確率だ。

なんてバカだったんだろうな、と当時の自分を笑い飛ばすこともできるが、今でも魚の釣れない日というのは、このいずれかの理由が当てはまることが多いので、この過ちを過去に葬り去ることなく、しっかりと今後にも活かしていきたいと思う。